アイコン 臨床データ捏造のノバルティス社やっと捜索開始/東京地検特捜

東 京地検特捜は19日、スイスが本社で世界第2位の大手製薬会社の日本法人「ノバルティスファーマ」が、高血圧の治療薬「ディオバン」の効果を調べた臨床研 究データを、同社社員が改ざんした論文を宣伝に使ったとして厚生労働省から告発されている問題で、薬事法違反の疑いでノバルティスファーマの本社を捜索し ている。

この問題は、ノバルティスファーマが販売する高血圧の治療薬「ディオバン」の効果を調べた複数の大学の臨床研究に、この会社の当時の社員が関わったほか、論文のデータが操作されていた。
(ただ、千葉大と名古屋大はデータ改ざんは認められないと中間報告をしたままとなっている。両大学ともノバルティス社に近い学会ご用達の教授がいることで知られている)

ノバルティス社は、これらの論文に基づき、医師向けのパンフレットなどで薬には脳卒中や狭心症を予防する効果もあるなどと繰り返し宣伝していて、厚生労働省が先月、誇大広告を禁じた薬事法に違反する疑いがあるとして告発状を特捜部に提出していた。

それに、高血圧学会が、医師や医療機関関係者向けに開催していたセミナーでもスポンサーとなり、ディオバンが取り上げられていた。

特捜部は19日の捜索で、論文のデータが操作された詳しい経緯や会社の関与について、関係する資料を押収して慎重に捜査を進めるものとみられる。

これまでの厚生労働省の調査に対し、会社側は論文に不正があるとは認識していなかったと主張している。

東大でも先般、ノバルティス社(ノ社)の別の薬剤の調査資料をノ社社員に持たせていたことが判明している。

ノ社は、全国の大学医療関係者と組んずほぐれずの関係を構築してしまっているようだ。

ノ社は、そうした捏造データ利用教授らと全国の医療関係者と異常な関係の結果、高血圧の治療薬「ディオバン」は、単一商品として過去10年間で1兆円以上売り上げ、今では年間1千数百億円を売り上げる超大型薬品に育て上げている。

日本の医療機関の医師たちは、強固な学閥で支配されており、学会などで実権を持つ教授らが全国の病院を支配している。学会と裏表の金タレ流しノ社との癒着が問題だ。

[ 2014年2月19日 ]
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