アイコン 福岡市「TSUTAYA」今泉店を「スタートアップカフェ」に指定 福岡市の特区認定

世界一ビジネスがしやすい環境づくりを目指す「国家戦略特区」に指定された福岡市は24日、創業支援拠点「スタートアップカフェ」を同市中央区に10月11日に開設すると発表した。
事業者はレンタルビデオ店「TSUTAYA」の運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)が行う。
「ス タートアップカフェ」は、天神に隣接した今泉1丁目の大型書店「TSUTAYA BOOK STORE TENJIN」の3階に設置し、起業に向けた情報 提供や事務手続きなどをワンストップで支援する。コーヒーや軽食を味わいながらビジネスに関する書籍を読んだり、勉強会などができたりするスペースにす る。

今年の6~7月に公募し、5社から応募があり、集客が見込めるほか、店内にビジネス書などが豊富にあり、中小企業の成長支援業務などの実績がある会社とともに支援を行う点などが評価され、CCCが事業者に選ばれた。契約は来年3月末までで、委託費は3500万円。
また、ベンチャー企業の発足当初に起きやすい労使トラブルの相談に弁護士らが応じる、国の「雇用労働相談センター」が併設される予定。
高島宗一郎市長は記者会見で「スタートアップカフェで情報を得て、創業された企業で働いたり、自分で会社を興したりするきっかけにしてほしい」と述べている。
以上。

福岡の起業家で成功し、全国に打ち出しているのはゲームソフト会社など僅か。福岡のインキュベーション施設へ行っても、仕事の話は積極的だが、経営できているところはほんの僅か。バックアップする土壌も生まれていない。乱立。会社を作るだけの熱意だけではどうにもならない。ただ、こうしたことを続けていけば、3世代目(24年後)あたりでは、土壌も大きく変化してきていることだろう。
  福岡市が企業家と称しているのは、ICT関係者ばかりを対象にしているようでならない。既存の事業分野の再考・再興も必要だろう。
中国北京の中関村を真似るなら、福岡市による徹底したインフラ整備と多くのソフト開発の研究機関の招聘が必要だろう。バックヤードがなくて、器もなくて、税制(既存の特区が証明)もほとんど変わらず、気持ちだけではどうしようもない。全国から集積させるだけの力量もまたない。 FBがんばれ!
いつものような(アナウンサー上がりの若き)高島市長のマスコミを最大限利用した人気取り策のようでならない。
人気のない百道のSRPセンタービル(ソフトリサーチパーク)の住人はまだ元気にやっているのだろうか。

<福岡市の特区認定概要>
構造改革特区
1、「福岡アジアビジネス特区」(平成15年4月21日認定)
2、「ロボット開発・実証実験特区」(平成15年11月28日認定)北九州市と福岡市
■都市再生プロジェクト
第4次都市再生プロジェクト「北部九州圏におけるアジア産業交流拠点の形成」(平成14年7月2日決定)
■ 都市再生緊急整備地域
「福岡天神・渡辺通地域」平成14年10月25日指定
「福岡香椎・臨海東地域」平成14年10月25日指定
「博多駅周辺地域」平成16年5月指定予定

<計画項目>
(1)ビジターズ・インダストリー(集客産業)の振興
(2)アジアとの多彩な交通・人的ネットワークを活かした流通産業の振興
(3)知識創造型産業等新たな産業の醸成

<計画期間中、特に機能強化を進める地域>
・ アジアとのネットワークの強化(福岡空港・博多港)
・ 港湾物流や研究開発を活用したアジアビジネス拠点(アイランドシティ地区)
・ 集客戦略としての拠点(天神・博多駅周辺地域・シーサイドももち地区等)
・ 知的創造型産業等新たな産業の醸成の拠点としての西部地域(九州大学移転周辺地区・シーサイドももち地区。
以上。

色とりどり見取り。百花繚乱。集客能力ばかり高めては地方都市の過疎化を早めるだけ。海外からのビジネス・観光客の誘致に魅力ある都市づくりが必要だが、福岡市の観光に、宿泊するほどの魅力ある施設はない。ビジネスでは、全国のロボット企業や研究機関を福岡市もしくは北九州市に集積させる必要があるが、最近、魅力ある技術を世に提供するニュースもほとんどない。
全国の最近では、医療手術支援ロボット、介護補助ロボットなど開発されている。
福岡県では、公共機関や金融機関が、テムザックをあらゆる面から支援したほうがロボット分野の地域産業の育成にもなるだろう。
官民が協力して、見本企業を育成し、事業として成立させ、大規模化させ、そうしたビジネスモデルを構築する必要がある。
掛け声だけで、長期的な支援が行われないのが日本の行政の常であり、尻切れトンボで産業の目を摘む役割まで果たしてしまう。過去、産業育成させたリサイクル事業者が現在どれほど残っているだろうか。

[ 2014年9月25日 ]
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