アイコン アップル 第4・四半期単決算 売上げ伸ばず 成長鈍化

iphone6s今やスマホ市場は飽和状態に陥り、頼りの新興国の経済も低迷、大市場の中国も景気低迷で、新年になり買い替え需要も減退しているとの中国の報道もある。

そうした中、米アップルは26日、昨年10月~12月までの第4・四半期決算発表を行った。結果は、増収増益だったが、主力の「iPhone」の販売台数は、2007年の発売以来、最も低い0.4%増の伸び率となり、成長鈍化が表面化している。

売上高は758億7200万ドル(約8兆98百億円)で、前年同期間比1.7%増となった。また、最終利益は183億6100万ドル(約2兆17百億円)で、前年同期間比1.9%増となった。

一方、売上高全体の7割近くを占める主力iPhoneの販売台数は、約7500万台で、前年に比し0.4%の増加にとどまった。これは、2007年の初代の発売以来、最も低い伸び率となっている。
また、タブレット端末の「iPad」の販売台数は、前年より▲約25%減少した。
さらに、アップルは、今年1月~3月の売上高は、前年の実績を下回るという予想を明らかにし、世界中でスマホの普及が進んだことなどを背景に、成長の鈍化が鮮明になっている。

地域別の売上高は、アメリカと日本で減少したが、中国は14%増加しており、ティム・クックCEO=最高経営責任者は、「中国経済に減速の兆しが見えているが長期的には市場の将来性に自信をもっている」と述べ、高い成長を維持するため中国事業への投資を強めていく考えを示した。
以上、報道

<関連銘柄本日の大幅高に無反応>
 こうした情報はEMS筋や台湾の半導体受託筋から流されており、日本のサプライチェーン企業の株価もすでに下落していた。
本日午前のTDKの株価は、全体が大きく値上がりしているものの40円高の6,700円にとどまっている。村田製作所も45円高の14,535円となっている。すでに予想されていたことで、下がっているiPhone生産関連銘柄はほとんどない。

 

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[ 2016年1月27日 ]

 

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