アイコン ディー・エヌ・エー 3月決算 大減益 ゲームアプリ大乱立時代

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同社は当期について、グローバルインターネットプレイヤーとして企業価値を持続的に向上させる事業基盤を強化する年度と位置付け、コスト管理の徹底を図り ながら、主力のゲーム事業では競争優位性を一層高める取り組みを推進し、また、中長期で成長する構造的な強みを持つ事業の創出及び育成を進めている。

売上収益は、前連結会計年度比で増加した。利益率の高い国内ゲーム事業は前期比で減収となった一方、中国のゲーム事業や新規事業、横浜DeNAベイスターズが主体のスポーツ事業等が増収となった。

売上原価並びに販売費及び一般管理費は、前期比で増加した。アプリ市場向けタイトルの開発・提供の進捗に従い、ゲーム内課金の決済関連費用等の支払手数料や人件費等が増加した。

その他の収益には、第2四半期に、BtoB向けマーケットプレイス事業を譲渡したことに伴う売却益を計上した。また、第4四半期において、横浜スタジアム を公開買付により連結子会社化したことに伴う負ののれん発生益を計上した。その他の費用には、第1四半期に実施した欧米における体制及びゲームポートフォ リオの見直しに伴う一時的な費用を含め、無形資産の除却費用等を計上したとしている。

事業別では、
<ゲーム事業>
ゲーム事業の売上収益は109,640百万円(前期比▲3.0%減)、営業利益は259億00百万円(同▲13.3%減)となった。
主力の国内市場でのゲーム内仮想通貨(コイン)消費高は1,469億円(同▲1.4%減)となった。
ブラウザ市場向けのコイン消費は緩やかに減少したが、国内及び海外アプリ市場向けでは、主力タイトルのコイン消費が引き続き堅調に推移したほか、新規タイトルの開発・提供も進んだ。
当連結会計年度のアプリ市場向けタイトルにおけるコイン消費高は、国内では475億円(同113.7%増)、海外では187億円(同▲1.1%減)となった。

なお、任天堂との業務・資本提携における協業タイトルの第1弾「Miitomo」については、平成28年3月に配信を開始している。

<EC事業>
EC事業の売上収益は198億91百万円(前連結会計年度比▲1.7%減)、営業利益は26億43百万円(同12.6%増)となった。
注力分野の一つである旅行に関しては、DeNAトラベルにおける取扱高が順調に成長した。ショッピング、決済代行の各サービスも概ね安定して推移したが、有料会員数の減少によりオークションサービスは減収した。なお、第2四半期連結会計期間よりBtoB向けマーケットプレイス事業はEC事業の売上収益及び部門営業利益に含まれていない。

<スポーツ事業>
スポーツ事業の売上収益は、98億92百万円(前連結会計年度比27.4%増)、営業損失は▲10億03百万円(前期は▲13億89百万円の損失)となった。横浜DeNAベイスターズは、2015年シーズンの主催試合の入場者数が増加し、好調に推移した。なお、第4四半期中に横浜スタジアムが連結子会社とした。

<新規事業・その他>
新規事業・その他の売上収益は57億42百万円(前連結会計年度比84.0%増)、営業損失は47億06百万円(前期は▲40億91百万円の損失)となった。
当区分には、IP(知的財産)やコンテンツを構造的に生み出すことを目指すIP創出プラットフォーム事業、キュレーションプラットフォーム事業、ヘルスケア事業、オートモーティブ事業等を含んでいる。
中でも、キュレーションプラットフォーム事業では各サービスの利用者数が増加基調で、広告収入等が徐々に立ち上がり始めるなどの成果が見られた。
コスト管理の徹底や投資の見極めを適切に行いつつ、中長期で成長する構造的な強みを持つ事業を創出するべく、複数の領域で取り組みを進めているとしている。
以上、

スマホ時代当初は、スマホゲームのプラットホーム提供で大儲けしたが、ゲーム会社は直接ゲームアプリを提供し、同社の儲けは大幅に減少してきている。新規事業の構築が急がれよう。

 
連結/百万円
売上高
営業利益
営率
経常利益
株主利益
13/3
202,467
76,840
38.0%
79,215
45,581
14/3
181,313
53,198
29.3%
54,920
31,661
15/3
142,419
24,764
17.4%
28,443
16,041
16/3
143,709
19,816
13.8%
20,853
11,874
16/15
0.9%
-20.0%
 
-26.7%
-26.0%
17/3期予想
未公表
 
 
 
 

 

[ 2016年5月11日 ]
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