アイコン 韓国経済 造船大手3社過去最大の赤字 かって圧倒的強さを誇った

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韓国の造船大手3社が昨年、過去最大の赤字を出したもようと韓国紙が報道している。

造船、証券業界によると、
大宇造船海洋(国策銀行傘下)の昨年の営業損失は約▲5兆ウォン(約4950億円)、
現代重工業の営業損失は▲1兆4000億~1兆5000億ウォン
サムスン重工業の営業損失は▲1兆4000億~1兆5000億ウォン。
合計で8兆ウォン程度に上る。

世界的な景気の悪化に海洋プラント事業の不振が重なった。
造船大手3社がそろって兆単位の損失を計上するのは初めて。

業界関係者は7日、「これほどひどい業績になるのは初めてだ。1990年代後半のアジア通貨危機の時以上に深刻な状況だ」と話した。
 今年も3社の黒字転換は難しいとみられる。造船は電子、自動車と共に韓国経済を象徴してきた。その一角が崩れれば韓国経済もつまずかせることになりかねないと懸念されている。

以上、韓国紙報道

過去、造ったこともない原油掘削用海洋プラントなどを、世界トップ争いする韓国勢同士が安値受注合戦を繰り広げて受注した挙句、遅々として完成させることができず、大幅遅延や手出しが生じ、造船の韓国勢はやっと完成させても大赤字を連発させた結果である。しかもその間、中国勢が台頭し、貨物船などのシェアを中国勢に取られてしまった。また、こうした巨額赤字露呈した結果、韓国勢は金融機関からの圧力もあり、選別受注を余儀なくされ、中国勢に新規発注船舶の多くを持っていかれている。

受注したときには、世界を食ったかのような韓国紙の報道が続いたが、巨額赤字に韓国紙も手のひらを返している。
LNG船舶はまだ韓国勢に分があるが、タンカーやバラ積み船などではすでに中国勢が競争力で上回っている。世界の船舶の受注残量も中国勢がすでに韓国勢を圧倒している。

中国では、船舶の主要材料である鋼板の価格が安価に調達できる。最近は特に内国経済の低迷から、大量使用する造船会社などへ安価に供給されている。太刀打ちできない。

韓国で電子といっても白物家電とスマホおよび半導体、その核部品も日本製や日本企業のパテントが入っている。
スマホは、中国で圧倒的な強さを誇ったサムスンのスマホは、すでに中国では3位~4位に販売台数のランクを落としている。
TVも白物家電もすでに中国勢が世界をリードしている。

自動車も前年比で伸びていない。中国で韓国勢は2014年は176万台販売しているが、今年は韓国系としてはマイナスを記録している(中国は11月までの乗用車累計販売台数は5.9%増となっており、民族系メーカーが14.1%増と大きく伸長させ、韓国勢車両を食っている)。

 

[ 2016年1月 8日 ]
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