アイコン 日本は円高に、韓国は通貨安に悩まされている

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2月20日には一時1ドルが1240ウォンを付けるなど、2月に入りさらにウォン安傾向が続いている。
最 近のウォン安は、韓国経済の景気減速からファンダメンタルズが問われ下振れしているもの。輸出主導外経済の韓国にあり、ウォン安は輸出企業にメリットをも たらすだけに大歓迎したいところだろうが、輸入価格は上がり、穀物・資源に乏しい韓国にあり、輸入価格は高くなり内需低迷の原因になる。外国人投資家の韓 国撤退もドル買いウォン売りに拍車をかけている。
2015年の韓国の国際収支(経常収支)は、初めて1千億ドルを超え前年比25.6%増の1059億6000万ドルの黒字を記録している。

韓国の柳一鎬経済副首相兼企画財政部長官は2月22日、ウォン・ドル相場でウォン安が進んでいることについて、「為替レートに急激な変化があれば速かに、断固たる態度で対応する」と話した。

 また「(為替急変に対する)いくつかの要因を分析してある」と強調。レートの変化を見極め、対策を取るとの意向を示している。
 2年前までは、ウォン高を嘆いていた韓国であるが、今度はウォン安に喜ぶどころか1997年のアジア通貨危機当時がよぎるのか、不安を余儀なくされているようだ。

 韓国銀行(中央銀行)が2月3日に発表した1月末の外貨準備高は、前月比▲6億7,000万ドル減となる3,672億9000万ドル(約44兆2,950億円)で、3ヶ月連続の減少。外貨資産の運用収益は増えたものの、ポンド安などにより、ドル以外の外貨建て資産のドル換算額が目減りしたという。

<過去1年間、韓国株式市場KOSPIの動き>
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<半年間の為替動向対ドルウォン>2月20日には一時1240ウォン
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<過去2年間の対ドルウォン動向>
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<リーマン・ショック後の対ドルウォン動向>
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<対円ウォン>直接取引市場はなくドルを介した相場となっている

円高にもかかわらず、韓国から大勢の観光客が日本に押し寄せている。韓国の若い人たちは裕福になっているのだろうか。それともLCCで安く日本へ行けるようになり遊びもしくは逃避だろうか。

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[ 2016年2月23日 ]
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