アイコン 韓国経済  低迷のカジノ産業  仁川永宗島に3ヶ所開発中 セガサミも

スポンサード リンク
 

「金の卵」を産む産業とされてきたカジノ業界が揺らいでいる。中国 人VIP客が減少する状況で、仁川市永宗島で「インスパイアIR」が複合リゾート開発事業者に選ばれるなど、カジノ複合リゾートが雨後のタケノコのように できている。中国需要に依存してきたカジノ業界は、中国人客減少で存亡の危機に直面したと言われている。韓国では現在16ヶ所の外国人専用カジノが営業し ている。

韓国の2014年のカジノ売上高は、9年連続増加していた。
韓国人が唯一利用できる江原ランドの売上高は約10%増の推定値1兆4000億ウォン。
外国人専用カジノは0.7増の1兆3685億ウォンとなった。この数年、中国人観光客の増加に伴い売上高が大幅に伸びていたが、2013年後半からは中国の「反腐敗運動」が影響しているという。
その代わり、超円安や公共投資垂れ流しでボロ儲けしている日本の関係する中小企業経営者らのカジノ詣でが盛んになっているというが・・・。

■マカオも韓国も減収
世界最大のカジノ都市、マカオは昨年のカジノ収入が前年比で▲34%減少した。その結果、マカオの昨年の域内総生産(GDP)はマイナス▲20.3%減少した。(2014年水準でラスベガスの約7倍の売り上げ規模)

韓国とて事情は同じ。昨年・2015年1~9月の韓国の外国人専用カジノによる売上高は、9,205億5,600万ウォン(約852億円)で、前年同期を約▲10%下回っている。入場客は▲8.6%減少していた。

中国人客を集客した2013年の入場者数は、前年比13.6%増の270万7,000人、売上高は9.7%増の1兆3750億ウォンだった。

深刻なのは、韓国の外国人専用カジノの最大顧客が全体の57%(2014年現在)を占める中国人だということ。

特に、中国人VIP客の減少が業界を直撃している。慶熙大複合リゾート・ゲーミング研究センターのソ・ウォンソクセンター長は「中国のVIP観光客の訪問が増えない限り、韓国のカジノ業界が復活する可能性は当面見えない」と述べている。
(中国政府は官僚の腐敗摘発のため、マカオや韓国のカジノを監視下に置いているため、VIP客が急減している)

韓国人が唯一遊べるカジノである江原ランドカジノの2015年の売上高は前年比16.4%増の1兆6300億ウォン(約1467億円)だった。

■東南アジアも東アジアも複合リゾート建設ラッシュ
韓国も永宗島に3ヶ所開発中
 さらに脅威なのは、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどにカジノが増設または新設され、東アジアでカジノ競争が激化している点。
昨年2月にフィリピンの首都マニラにカジノリゾート「シティー・オブ・ドリームズ・マニラ」が開業したほか、ロシアのウラジオストクにも昨年、初のカジノが開業した。来年にはマカオに大型カジノ4ヶ所が相次いで登場する。
 
韓国でも今後4~5年でカジノ複合リゾート3ヶ所が永宗島に進出する予定。パラダイスと日本のセガサミが開発する「パラダイスシティ」が来年上半期に開業予定のほか、「リッポー・アンド・シーザーズ」が2018年に、「インスパイア」が2020年上半期にそれぞれ開業を見込む。

木浦大のシム・ウォンソプ教授(観光経営学)は「日本はカジノ合法化のための法案処理に力を注いでおり、フィリピンは島一つをカジノ専用に開発することを推進。ロシアではウラジオストクに3年以内にカジノ8ヶ所が開業する。アジア各国はどこもカジノ産業に参入しつつある」と指摘している。
 こうした状況で、韓国ではカジノ増設を問題視する声がある。
ハナ大投証券のアナリスト、イ・ギフン氏は「韓国のカジノ市場が1兆3000億ウォン(約1200億円)規模にすぎないにもかかわらず、新規進出するインスパイアIRコンソーシアムの永宗島への投資規模が1兆5,000億ウォンに達するのは過剰投資ではないか」と懸念した。

■中国に依存しない韓国型リゾートを
 しかし、複合リゾート事業をめぐっては、長期的にプラス効果をもたらすとの指摘もある。
ソウル大経済学部の表鶴吉名誉教授は「さらに複合リゾートが続かなければ、現在開発が進む複合リゾートは、十分に経済的な妥当性がある」と述べている。
前年比で急減したカジノ業界の売上高も上向く可能性が見え始めた。売上高とチップ交換額は5ヶ月連続で横ばい推移、業績は底を打ったとの指摘も聞かれる。

 専門家は「中国の需要にだけ依存するカジノ産業は風前の灯。ファミリー客や大衆をターゲットとし、文化と結びついた複合リゾートに焦点を合わせなければ生き残れない」と指摘する。実際に米ラスベガスは昨年、売上高の65%を非カジノ収入が占めた。

 パラダイス関係者は「VIP客の割合を下げ、大衆の割合を高めるため、韓国文化(Kカルチャー)体験空間、俳優キム・スヒョンが撮影に使った映画セット、スパなどを複合リゾートと共に造成している」とした上で、「永宗島に進出する3社が、永宗島自体のマーケティングを共同で進めることも検討している」と説明した。

高麗大産業経営工学部のイ・チョルウン教授は「中国から脱し、さまざまな市場を開拓するとともに、韓流などのコンテンツを融合させ、観光客が文化を楽しみながら、カジノも訪れる構造へと変えていかなければならない」と指摘した。
以上、韓国紙参照など

仁川・永宗島への進出では、
(仁川国際空港一帯は、永宗島と龍游島の2つの島を埋め立てている)
1、日本のセガサミが韓国のカジノ企業のパラダイスグループとの合弁により、約1兆3000億ウォン(約1380億円)を投じ、韓国初のカジノ複合リゾート「パラダイスシティ」を2017年に一段階目のオープンを予定して工事を進行させている。

2、華僑系財閥のリッポーグループと米カジノ運営大手シーザーズ・エンターテインメントの合弁会社のLOCZコリアは、7467億ウォン(約712億円)を投じて2018年までに、外国人専用カジノやホテル、ショッピングモールなどを建設し、23年までに複合リゾートを完成させる計画。

3、米複合リゾート運営会社MTGAと韓国のKCCグループ(現代財閥から化学部門など分離した会社)が共同出資した「インスパイア・インティグレーテッド・リゾート(IR)」が1兆5483億ウォンを投資して複合リゾートを2020年に完成予定としている。

韓国のカジノには、日本人経営者などがよく遊びに行っている。行くのはよいが、会社まで潰す輩も多い。日本の暴力団と韓国マフィアはこうした面ではつながっている。日本の暴力団の組長や構成員には韓国人が非常に多いことからも繋がり易く、暴力団関係のトイチの金融業者らが存在、現地での借金もOKとなっている。特に九州から多いのが済州島のカジノ。一昔前の経営者らのキーセンパーティ旅行感覚の延長線上だろうか。
日本の土建屋さんは、国の公共工事タレ流しで儲かっており、その一部は利益を韓国カジノでスッテいる。
以上、

ギャンブル依存症:カッカし易い国民性ゆえに韓国では、ほとんどのカジノは外国人専用のカジノとなっている(17ヶ所中16ヶ所)。そのため、2015年も韓国人が唯一遊べる江原ランドカジノは大盛況、一帯の質屋さんも大忙しだそうだ。

<マカオのカジノの売上高2015年前年比▲34.3%減>
日本の1円= 0.06989マカオパタカ
<マカオのカジノの売上高2015年前年比▲34.3%減>
 

[ 2016年3月15日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ