アイコン 東芝ライフスタイル(白物家電)537億円で売却 効果900億円、美的集団へ

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東芝は30日、白物家電の製造・販売を手がける子会社である東芝ライフスタイル(東芝LS)の株式の80.1%を、中国家電大手の美的集団(広東省)に売ることで合意した。売却額は537億円。
東芝LSは、赤字が続いて多額の負債を抱え、これらも美的に引き継がれるため、売却益は税引前で約900億円にのぼる見通しという。
美的集団は、東芝LSの従業員や生産拠点を引き継ぎ、東芝ブランドを使って事業を展開する。
 白物家電事業について東芝は3月18日、美的に売却する方針を明らかにし、交渉を続けてきた。

株式譲渡日は6月30日の予定で、売却益は2016年4~6月期に計上する。東芝LSは、東芝の持分法適用会社から外れる。
「ブランドが維持されることなどを考慮」し、東芝は残る19.9%の株式を持ち続けるが、8年過ぎた後は美的集団に売却できる条件も盛り込んだ。
東芝LSの白物家電の生産拠点は、中国とタイの主力工場のほか、新潟県に炊飯器などの工場がある。従業員は、国内外で1万4600人。現在、早期退職を募っており、美的集団に移る従業員数は未定。
美的集団は、買収によって日本のほか、東芝の知名度が高い東南アジアで事業拡大をめざす。

 

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[ 2016年3月31日 ]

 

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