アイコン PM2.5 70を超えた韓国ソウルの事情

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<韓国の大気汚染原因はディーゼル車にあり>
ディーゼル車が持ち前のクリーンディーゼルとして機能している車両は、マツダ車と高額で大排気量のディーゼル乗用車だけである。
韓 国当局がVWの排ガス不正プログラムを受け、他のメーカーの車両を調べたところ、20車のうち18車が不正をしていたという。なかでも日産のキャシュカイ はエンジンの吸気温度が35度(外気温20度前後)で、排ガス再循環装置(EGS)が機能しなくなるプログラムが組み込まれており、韓国当局が処罰対象と して発表した。
しかし、残り17車のデータは発表されていない。ただ、17車のほとんどはエンジン吸気温度が45度になると同機能が停止するという。
韓国の排ガス規制が準拠する欧州基準では、エンジンが損傷を受けるおそれがある場合は、同装置の機能を停止させてもよいことになっている。
外気温は夏場の炎天下になれば50度は当たり前、ディーゼル車のほとんどが、EGS機能を停止させ窒素酸化物(Nox )をタレ流していることになる。規制値の10倍以上という非常に高濃度の有毒排ガスを撒き散らしていることになる。

日 本では、ディーゼル車の乗用車はほとんど売れず、販売も限られたもの。ただ、VWがディーゼル車用のダウンサイジングエンジン(ターボ付などで小排気量高 出力)を搭載し、原油高のなか(原油価格暴落は2014年6月から)、爆発的に販売台数を伸ばし、欧州勢も追随した。日本のカー評論家も今やダウンサイジ ングエンジンが主力の時代、ハイブリッドは埋没するとまで酷評していた。(日本ではVWのディーゼル車は販売されていない)
(欧州は石畳の道路や丘陵地帯の道路が多く、以前からトルクが大きいディーゼル車がガソリン車より売れている。パリでも大気汚染は深刻)

欧米や韓国の調べで、ほとんどのディーゼル車が実際は規制値の10倍以上の排ガスを市中に撒き散らしていることが判明している。それも規制当局の許可の下に撒き散らしており、世界一厳しいとされる欧州の規制値が、何のための規制基準値なのかまったく意味不明となっている。

<韓国の大気汚染の原因>Wですよ
韓国では新規登録台数の4割以上がディーゼル車であり、大気汚染の最大要因となっている。
中国からPM10やPM2.5の汚染された大気が流れ込む韓国にあり、自国産大気汚染物質とともに、大気汚染が深刻となっている。特に韓国北部に位置する首都ソウルは、中国からも大気汚染物質が流れ込みやすく、また、ディーゼル車両も非常に多いため大気汚染の深刻度は増すばかりとなっている。
中国からの大気汚染の韓国や日本への襲来は、冬から春までが気流の関係上多いが、ほかの季節でも条件次第でいつでも襲ってくる。
(中国の習政権は、政治の中枢である北京・中南海も当然大気汚染が深刻であり、頭にきた習は、北京市にある工場を他都市に強制的に移転させている。・・・愚か者よ。脱硫装置や触媒により有毒煤煙そのものを減らさせる動きをせず、大気汚染物質を他都市に移転させているだけである。北京市の周りは河北省・同省の工場地帯はいじっていない。九州大のスプリンターによると重化学工場が多い重慶あたりが最大の発生原因都市となっている。ただ、最近では原油や石炭が取れる中国最西部のウイグル地区にも重化学工場が大量進出しており、大気汚染が深刻となっている。そうした特に濃い大気汚染が気流の関係で北京を襲っている。北京でも大風が続けば大気はいく分綺麗だが・・・)

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<PM2.5日本の環境基準>
(環境省版・・・都道府県ではより厳しい内容になっているところもある)
35以下:健康に望ましい数値
70以下:高齢者・幼児・アレルギーなど高感受者には健康に影響が出ることがあり注意喚起。
70超:健康のため不要不急の外出を避ける。屋外で長時間運動をしない。

<2013年の新規登録台数でディーゼル車が最高>
【韓国・聯合ニュース】:韓国自動車産業協会が2014年2月10日発表したデータによると、2013年に新規登録された車両は前年比0.7%増の154万3564台で、このうちディーゼル車は同13.5%増の67万2025台となった。新規登録車両全体の43.5%を占め最多となった。
ガソリン車の新規登録台数は65万6128台で▲9.3%減少した。割合は42.5%となった。続いてLPガス車が17万5958台で11.4%を占め、ハイブリッド車(HV)は2万9060台(1.9%)だった。
ディーゼル車がガソリン車の割合を超えたのは初めて。2012年はガソリン車が47.2%、ディーゼル車が38.6%、LPガス車が11.2%、HVが2.3%だった。
以上。

[ 2016年5月28日 ]
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