アイコン テスラM3のバッテリー供給サムスンなし パナ社だけとマスクCEO

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テスラはパナ社と共同してバッテリー製造の大工場を建設中であるが、以前からサムスンがテスラに働きかけ、サムスンSDI製バッテリーを供給するのではと市場では見ていた。
それはM
米電気自動車会社テスラが日本のパナソニックにのみ電気自動車バッテリー独占供給権を与える方針を明らかにした。

日経新聞など一部が報じたサムスンSDIのバッテリー供給説に、テスラが正面から反論した。
テ スラのマスク最高経営責任者(CEO)は8日午後、ツイッターで、「テスラモデル3のバッテリーについてパナソニックとのみ協業していることを明確にして おきたい」と伝え、「他の電気自動車のモデルSとモデルXのバッテリーも同じ」とし、「これとは異なる主張をする記事はすべて事実でない」と表明した。

それはM3の受注予約台数が膨大であり、パナ社だけでは供給できないだろうとの思惑も働いていた。
テ スラは、会社設立初期の開発時代からサンヨー電機が担当しており、サンヨーを引き継いだパナ社が特別な関係にあり、よほどのことがない限り優位にあること は歪めない。バッテリーは性能や価格だけで決定されるものではなく、メーカーとして致命傷にもなる安全性が絶対的に担保される必要がある。

そうした中、日経新聞は、サムスンSDIの電気自動車バッテリーが最近、米カリフォルニア州にあるテスラ開発拠点に到着したと伝え、採択される可能性があると報じていた。

日経新聞等の報道は、これまでテスラの電気自動車用バッテリーはパナソニックがほぼ独占供給してきたため、業界の注目度が大きかった。
供給の可能性に対する期待感からサムスンSDIの株価は7日、6.28%上昇した11万8500ウォンとなった。
しかし、テスラCEOが立場を明らかにした8日、サムスンSDI株は前営業日比8.02%下落した10万9000ウォンで取引を終えた。
一方、この日の東証でパナソニック株は前営業日比4.77%上昇した990.1円となった。
以上、

日経新聞の記事も本当だろう。以前、テスラがサムスンやLGのバッテリーも使用するのではと報道された時、パナ社が猛烈な巻き返しを図り、米国にテスラと共同してバッテリーの巨大工場建設を決定させた経緯がある。
宇宙産業にも進出しているマスクCEOであり、テスラも研究用としてサムスンやLGのバッテリーを調達する可能性はいくらでもある。
中国では、中国のEVバス用に供給されてきたサムスンとLGの3次元バッテリーが、補助金対象から除外され、実質納入できなくなっている。韓国勢バッテリーメーカーはGMやBMWなどと供給契約を締結しているものの肝心のEVが売れず、世界市場で苦戦を強いられている。

主にスマホ用だけでは、その数量は伸びず、価格も下落、競争も激しくなっている。
次世代バッテリーの基礎研究の蓄積も韓国側にはほとんどなく、日本側も研究成果の流出を以前より厳しくしている。
ただ、目先のリチウム空気バッテリーは、現行リチウム電池の6倍の容量があるとされ、EV用には十分過ぎ、開発資金をふんだんに持つ両社は開発に懸命になっている。日本の電池部材メーカーも、ダボハゼのようにどこの国の企業にも販売することから、パナ社も油断できない。

[ 2016年6月 9日 ]
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