韓国の外交部は４月１日、ウルグアイ付近の南大西洋海域で、韓国人船員８人らが乗船した超大型貨物船「ステラデージ」から、浸水したとの通報があった後、連絡が取れなくなったと明らかにした。

外交部によると、「ステラデージ」は３月２６日にブラジルを出発し、ウルグアイ付近の海域（ブラジル・サントス南東１５５０マイル／１．６ｋ）を航海中だったが、３１日午後１１時２０分ごろ（日本時間）、韓国の船会社「ポラリスシッピング」に浸水したと通報してきた後、連絡が取れなくなったという。同船には韓国人８人やフィリピン人１６人が乗っているという。
　韓国政府関係者は「船舶が沈没した可能性を排除できない」として、「船員たちが船から脱出したかどうかは確認できていない」と述べた。

　１日現地では、「ステラデージ」の救命艇から２名の乗船員が救助された、いずれもフィリピン人。残る２２名の安否が気遣われている。救命艇は別に２艇見つかっているが誰も乗っておらず、残る１６人用の救命艇の発見に全力を挙げているという。