アイコン 韓国・現代・起亜自動車 インドに1000億円投じ新工場建設へ 起亜工場 大丈夫か

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韓国・起亜自動車は、起亜をインド市場に進出させる。

1000億円程度を投じ、年産30万台規模の工場を南東部アンドラプラデシュ州に建設する。

2019年にも稼働し、「KIA」ブランドの新車販売を始める。

現代は、1998年にインド南東部のタミルナド州のチェンナイ市に年間生産量30万台の第1工場を、2008年に同地に35万台規模の第2工場を追加し、計65万台の生産キャパを有している。

起亜の新工場とは1時間あまりの近距離しかなく、韓国の現代のサプライヤーが集積している。

現代自動車と起亜自で構成する現代自動車グループは、韓国における北朝鮮からの攻撃に対する迎撃のTHAADミサイル配備計画に中国側が猛反発、貿易制裁のほか、自動車の不買運動にさらされ、3月の中国市場では両社合計で前年比では▲52.6%減の販売台数に激減している。

急速に成長するインド市場を現代とKIAの両ブランドで開拓し、世界戦略の柱に育てる計画。

現代は、中国に第4・第5工場を建設しており、第4工場は昨年10月河北省滄州に完成させたばかりで生産キャパは年間30万台ある。また、第5工場は重慶に今年中に完成予定で、ここも生産キャパは30万台ある。中国では起亜も現行工場を拡幅させる計画があり、両社の生産キャパは、2018年には年間280万台に達すると報じられていた。昨年の販売台数がこれまでの最大で179万台中国で販売していた。どうすんだろ・・・。

起亜はメキシコに新工場を完成させたばかり。

トランプからは米国に新工場を建設するなり、工場を増設するなりしろと恫喝を入れられている。米国では米国アラバマ(現代車、生産キャパ30万台)とジョージア(起亜車、生産キャパ30万台)と1ヶ所ずつしか工場はないが、両社で昨年142万2千台を販売している。

主に韓国の本社工場から輸出されており、メキシコ新工場(起亜の工場が昨年9月完成、最終生産キャパ40万台)からも米国への輸出が開始されている。

トランプ対策で、米国に工場を造ったり、増設したりすれば、韓国からの輸出が大幅に減じることになり、本社工場の生産調整=人員削減のリストラは必至となり、ストばかりする現代貴族労組が怒り狂うことになる。

現代・起亜自動車は、南北米大陸では、米の2工場とメキシコの新工場(起亜)およびブラジル工場(現代車、2012年完成)しかなく、現代車はカナダにもメキシコにも工場を有していない。

ソウル市には、日本円で約2兆円を投資して、超超高層本社ビルを核とする複合施設の建設に入っている(土地は国営の韓電から、約5千億円の評価をお国のため1.5兆円で取得、建築費を5千億円投じる)。

現代自動車には腐るほど銭があるようだ。

 

インド市場におけるスズキと現代自動車の2強
 
現代自動車
スズキ
 
販売台数
前年比
シェア
販売台数
前年比
シェア
17/3月
44,757
8.6%
12.2%
127,999
7.7%
35.3%
17/2月
42,327
4.0%
13.7%
120,735
11.7%
37.5%
17/1月
42,017
10.5%
12.9%
133,934
25.9%
41.0%
 
2016年度
509,705
5.2%
13.6%
1,444,541
10.7%
38.4%
2015年度
484,324
15.1%
13.9%
1,305,351
11.5%
37.6%
2014年度
420,668
10.6%
13.1%
1,170,702
11.1%
36.4%
2013年度
380,253
 
12.1%
1,053,689
 
33.6%
・年度は4月~3月。起亜はこれまで進出していない。
 
<米中ともかなりのバーゲンセールを行っている>
中国/現代・起亜グループの販売台数
/万台
販売台数
前年比
2013
157.75
17.7%
2014
176.61
12.0%
2015
167.88
-4.9%
2016
179.20
6.7%
 
米国/現代・起亜グループの販売台数
/千台
販売台数
前年比
2012
1,260
 
2013
1,255
-0.4%
2014
1,305
4.0%
2015
1,387
6.2%
2016
1,422
2.5%

 

[ 2017年4月19日 ]
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