ウッドワン 17/3期決算 減収増益だが低空飛行
当期の経営成績の概況について、
当年度におけるわが国の経済は、政府の積極的な経済政策を背景に企業業績や雇用・所得環境の改善が見られ緩やかな回復基調が続いているものの、中東周辺各国での紛争、英国のEU
離脱問題や米国新政権の諸政策の不透明感等による予測困難な国際情勢等が国内経済へ影響を及ぼし、先行き不透明な状況で推移しました。
住宅業界は、マイナス金利導入による住宅ローンの金利低下や相続税の節税対策も相まって、
前年度に比べ新設住宅着工戸数は増加し、当社グループの主力販売分野である持家や分譲戸建住宅も増加しました。
当社グループは、平成26年度以降を『第三の創業』とし、これまで培ってきたDNAを土台とし、ニュージーランドで育林するニュージーパインやその他国内外で調達する無垢材を主体とした新商品を武器として、国内においては新築戸建市場に加えてリフォーム、非住宅、商環境などの市場を開拓し、海外においてはインドネシアに現地合弁企業を設立し、ドアの製造・販売を始めるなど、今後の劇的な環境変化に対応し得る体制の構築や当社グループの独創的な市場の創造により、
グローバルな成長を目指してきました。また、環境共創企業として、所有する山林資源を有効に活用して他社と差別化できる無垢商品の開発を行い、商品の品揃えを充実してきました。
当社が主要都市に開設したショールームでは、無垢の木のキッチン「スイージー」を主体に、床
材、内装建具などに加え「無垢の木の洗面台」「スイージーファニチャー」「無垢の木の収納」等
の商品をトータルコーディネートしたルーム形式の展示を行ったとしている。・・・・
以上、
何でも書きすぎたら、言い訳みたいになる。
同社は、早くから海外生産したものの、市場を日本にいつまでも求め過ぎたことから、今日の業績となっている。円安では同社の強みが弱みにもなってしまう。また、住宅大手業界は、作り付け家具等の内装品はオリジナル強化しており、営業対策が必要だろう。
少子化で市場縮小が約束されている中、日本に固執するならば、五輪後には身を削る動きとなる。東南アジアでは、所得が増加しており、人口も増加していく。同社は大規模になんらか対応できないのだろうか。今の方策では、住建産業時代となんら変わりないようだ。
ウッドワン
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連結/百万円
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売上高
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営業利益
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←率
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経常利益
|
当期利益
|
14/3期
|
69,265
|
3,026
|
4.4%
|
1,667
|
1,722
|
15/3期
|
63,362
|
506
|
0.8%
|
-787
|
771
|
16/3期
|
65,571
|
1,622
|
2.5%
|
303
|
62
|
17/3期
|
65,394
|
2,863
|
4.4%
|
2,002
|
1,161
|
17期/16期比
|
-0.3%
|
76.5%
|
|
560.7%
|
1772.6%
|
18/3期予想
|
66,500
|
2,600
|
3.9%
|
1,700
|
1,000
|
18/3予/17期
|
1.7%
|
-9.2%
|
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-15.1%
|
-13.9%
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