アイコン 中国 4月の外為残18ヶ月連続減 準備高は3兆ドル

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中国人民銀行(中央銀行)が15日に発表したデータによると、4月末現在の外国為替資金残高が21兆5789億5200万元(1元は約16.5円:356兆円/0.145ドル:3兆12百億ドル)となり、前月末に比べて419億9800万元減少し、18ヶ月連続で減少した。

中国交通銀行金融研究センターの劉健シニア研究員は、「4月の外国為替資金残高が419億9800万元の減少となり、引き続き小幅に改善したのは、主に人民元レート要因の影響によるものだ、4月の人民元レートは落ち着きをみせ、米ドル対人民元のレートは基本的に1ドル6.88元前後の小幅での変動となった。だが、人民元切り下げへの期待は引き続き存在し、企業はレートが安定を保つかどうかに引き続き様子見の態度をとっていたとみられ、これが外国為替資金残高の目立った改善をある程度制約した」と分析する。

招商証券の謝亜軒チーフマクロアナリストは、「4月の外国為替資金残高が419億9800万元減少したことは、国境を越えた資本流出の状況をより真実に迫って反映したものといえる。外貨準備残高は204億ドル増加し、これは主に他の通貨を米ドルに換算するレート、債権の資産価格の見積もりの変動、債権の利息収入といった要因の寄与によるもので、外国為替資金残高と外貨準備残高の動きは乖離していない」との見方を示すとしている。

4月末時点の中国の外貨準備高が210億ドル増加し3兆0300億ドルと3ヶ月連続して増加なったと発表している。3月に3兆ドルの大台を回復させている。資本流出の抑制効果が出ている。

以上、人民網、ロイター参照

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[ 2017年5月17日 ]

 

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