アイコン 米韓軍事演習を中止せよ G20の下打ち合わせの中露首脳会談

スポンサード リンク
 

中露は北朝鮮に対する影響力を持ちながら、米国の対応を高見の見物と決め込んでいる。
それどころか、中国は今年分について輸入停止した石炭の変わりに鉄鉱石を大量に買い込み、ロシアは、5月から北朝鮮の貨客船「万景峰号」の定期航路を北朝鮮とウラジオストック間で就航開始させた。「万景峰号」は北朝鮮とロシア領海を航行することから、双方から何が運び込まれるのか米軍が荷を検閲しようにも手も足も出せない。

韓国では盧武鉉時代(2003年2月~2008年2月、退任1年後家族・自らが賄賂嫌疑で自殺)の太陽政策(開城工業団地2004年末に生産開始、2002年金剛山観光地開放)により、北朝鮮・金正日は盧と握手しながら資金を手に入れ、水面下で核開発を加速させていた。2006年10月最初の核実験を敢行した。同じことが文政権により生じようとしている。歴史は繰り返される。

報道では、
ロシアのプーチンと中国の習は7月4日、モスクワで会談した。両首脳は北朝鮮に核・ミサイル開発の停止を求めると同時に米韓が軍事演習を中止する必要があるとの認識で一致した。
ドイツでの20ヶ国・地域(G20)首脳会議を前に北朝鮮への圧力を強める日米韓をけん制したものとみられる。

プーチンは共同記者会見で「北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓の大規模軍事演習を同時に凍結するとの中国の考えに基づき、共同戦略を進めることで合意した」と強調した。両国外務省も共同声明を出し、4日の北朝鮮の弾道ミサイル発射に「深刻な懸念」を表明しつつ、米国などを念頭に、圧力をかけることなく対話に入るよう呼び掛けた。
以上、報道参照

 核開発やミサイル開発の凍結ができないことから、こん日の米軍による北朝鮮に対するプレゼンスとなっている。中露が結束して当たれば、北朝鮮は凍結する。中露がしないから北朝鮮は開発を続けている。

北朝鮮の核・ミサイル実験を両国は自分たちにはまったく関係ないものとして物見遊山。
4月の会談で米トランプから懐の深い習が恫喝を入れられ、習は素振りだけ制裁強化を見せたものの、北朝鮮金正恩は、核ミサイルの射程は中国全土だと幹部に講演させ、それに習もビビリ、触らぬ神に祟りなしとばかりに、対面上は貿易制裁強化しながら、実質はほとんど変わっていない。
習に猶予期間100日を与えたとされる米トランプは、100日を待たずして痺れを切らし、北朝鮮に対する経済制裁についての中国批判と北朝鮮と関係する中国企業をジャブ程度に貿易制裁した。

習は北朝鮮人脈を有しておらず、金正恩とは音信普通状態。中国では№3で江沢民一派の張徳江が北朝鮮人脈を有しているが、習は江一派と権力闘争中であり、習は張を北朝鮮へ派遣するなり、首脳会談のお膳立てをさせるなり一切利用しようとしない。
そのため、2012年11月国家主席就任した習と、2011年12月に最高指導者になった金正恩は、一度も会談さえ行っていないという異常な両国関係となっている。

米トランプは、ユダヤ教の娘夫婦の進言により、シリアへの軍事制裁とシリア機撃墜により、ロシアとの関係を悪化させ、一方で、海底油田や海底ガス田で関係するイランと関係するカタールの国交断絶を演出するなど、今や国内でのCNNタタキにとどまらず、ツイッターで自画自賛ニュースとフェイクニュースばかり流し、バイ菌を世界中に撒き散らす存在となっている。

中露米の首脳3人は、うす汚い政治戦略に明け暮れず、雁首揃えて北朝鮮へ乗り込み、事態を収拾させるべきだろう。そうでもしなければ、ヒステリックな米トランプが、いつ攻撃のボタンを押すかわからない。娘イバンカの一言でトマホーク59発を撃ち込む脳足りんなトランプの現実でもある。

実際、今回の北朝鮮ミサイルの飛行時間はアラスカまで到達する飛行時間であり、今後、少しだけ大型化すれば米本土全域へ到達する。そうしたミサイル実験と核小型化の開発も平行して行われていると仮定すれば、米国ではその脅威が現実的なものになり、未然に防げなかったトランプに対する米国民の批判と圧力は相当強まることになる。
当然、トランプは韓国に関係なしに、未然に防止すべく攻撃に打って出ることになる。

文とトランプは6月末の首脳会談で、戦時統制権の韓国への早期返還で合意した。返還されれば、韓国駐留米軍28,500人が韓国軍の統制下に置かれる。
ただ、プライドにかけてもそんなことを容認するような米国ではない。韓国では米韓の2つの司令部がコントロールすることになろう。

米国は、米軍をごく一部を残し韓国から撤退すれば、軍人家族など軍関係者が韓国から大幅に減り、北朝鮮への攻撃はよりしやすくなる。

0705_01.jpg

[ 2017年7月 5日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ