アイコン 解散解散さっさと解散!/「加計ありき」ですよ。だから?

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予想通り、各報道は解散の風が吹いているという風に行くようです。

疑惑のための疑惑の加計問題はしばらく放置、安倍首相の求心力が無くなったという、どこかの関係者の話で引っ張るようです。

加計問題はすでに、何が問題なのかスッキリするくらい、閉会中審査の元愛媛県知事の話で終わった話。

それでも、マスコミ&民進からすれば疑惑は深まったそうですが・・(苦笑

 

というか、初期段階でも普通に調べればわかったはずなのです。

これはもう安倍叩きありきだった民進とマスコミの凶悪タッグの作戦にまんまと引っ掻かてしまった安倍首相も迂闊でした。

まさか総出でくるとは思わなかったのでしょう。後ろからも撃たれてたようですし。

 

今回も(農と島のありんくりん)を転載させていただきました。

どうぞ読んでみてください。

 

「加計ありき」ですよ。だから?:農と島のありんくりん

私は前回7月10日の閉会中審査が、加計事件の分水嶺だったと後に言われることになると思います。 

いうまでもなく、メディアの皆様方が見事に隠蔽なさった加戸守行・前愛媛県知事の証言が出たからです。 

よほど国民に見せたくなかったとみえて、見事に「報道しない自由」を力一杯行使されたようです。 

なぜでしょうか。 

加戸氏の国会証言を素直に読めば、加計事件は愛媛県独自のルートで進んでいたことがわかってしまうからです。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/2-f102.html 

今なおメディアは「加計ありきだった」という点こそが、最大の争点だとしています。 

はい、メディアの疑惑は半分は当たっているのです。そのとおりです。「加計ありき」でした。

ただ、安倍氏との関係は無関係という関係しかなかったというだけです。

0802a_01.jpg

http://snjpn.net/archives/25985

加戸前愛媛県知事は、獣医師、なかでも牛豚を扱える産業獣医師(※公務員獣医師・共済系獣医師)が東日本に偏在し、西日本なかでも四国が極端に少ない現状に危機感を持っていました。 

それはトリインフルエンザや口蹄疫といった強力な伝染病が、瀬戸内海を越えようとしていたからです。 

かつてのように本州から海で隔てられていたら防疫は比較的やりやすかったのですが、本州架橋でいまや一体となってしまっています。 

便利になった反面、旧態依然たる四国は防疫上大変に危険な地域になっていたのです。 

そこで加戸前知事は今治市とタッグを組んで、産業獣医師を育成するための学校建設を考えました。 

まずは来てくれる学校が必要です。あたりまえです。候補がなければ話が始まりません。 

文科省に申請は出しました。候補はいませんでは、シャレになりません。 

そうでなくとも文科省は日本獣医師会と「獣医学部をつくらせない岩盤同盟」を作って、なんと52年間も新規参入をブロックしてきたからです。 

その結果、獣医学部の定員900人くらいのところに1300人も突っ込んで、平気で水増し入学を恒常化させていたわけです。 

こんないいかげんな獣医学部の品質管理しかしていないくせに、新規参入に対しては石破4条などという獣医師業界の利害そのものの壁を新たに作ったのですから、タチが悪いですね。

そもそも水増しをしている現状を放置しながら、それでも増設を認めないという神経がヘンです。

これは獣医師業界が自由診療のために、医師が増えると価格競争になることを恐れたからで、文科省は業界とべったりと癒着していました。

それははもかくとして、加戸氏は本州架橋を超えた向こう岸にある岡山の加計学園(岡山理科大学)が来てくれることになって喜びました。 

それも愛媛県のほうから加計に行ったのです。今治選出の愛媛県県議が加計学園の事務局長と友人だった関係を使ってなんとか来て貰えないかと頭を低くして頼んだのです。 

ここは大事なところですから、加戸氏の国会証言を引用します。

誘致の問題に関しまして、昨日の予算委員会で申し上げましたように、もともとは愛媛県の県会議員が、加計学園の事務局長と、今治での同級生で、ございました。
その関係で、平成17年の1月に、県会議員が話を持ちかけまして、今治での大学誘致、進出を。それを2年間経て、検討の結果、昭和19年1月に、獣医学部で、つくりましょう、つくりますという構想が出てまいりまして、当時、安倍政権下でございました」

念のために申し添えますが、この加戸氏証言でいう「安倍政権下」というのは第1次安倍政権のことです。

愛媛県と加計学園が繋がったのは、県議と学園事務局長との関係化あったからなのです。

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https://withnews.jp/article/f0170604000qq000000000...

そして学校用地のための土地も、今治市の学園都市構想予定地になりました。 

地方に行くとよくある話ですが、行政が工業団地や学園都市構想を持って用地を準備しても、肝心な法人が来ないのです。 

そういう空き地が今治市にあって、そこに建ててほしいと愛媛県は考えたのです。 

ですから、「加計ありきだったのか」と問われれば、そのとおりです。だって加計しかいなかったから仕方ありません。

え、京都産業大学があるだろうって?あそこが手を上げかかったのは去年ですよ。11年も時間がズレています。

愛媛県からすれば、そのとき京産大が名乗りを上げてくれたら万々歳だったでしょうね。

いなかったんですから、しょうがない。京産大の学長も準備不足だったと正直に会見しています。

申請を審議する諮問会議で加計に決定したのは、京産大よりはるかに前から申請してきておいて、プランが練れていたからです。こういうことを「申請の熟度」と呼ぶそうです。

メディアは「加計が先あったのだから、それは安倍氏が便宜をはかったからだ」みたいな言い方をよくしますが、次元が違う話をゴッチャにしています。

この獣医学部新設計画において加計学園は初めから「あった」のです。首相が「便宜を計る」もなにも、愛媛県はまったく別ルートで奮闘していただけの話です。

安倍氏が加計理事長と「オトモダチ」だったから、加計学園を突っ込んだのではないのではなく、あくまでも誘致したのは愛媛県側です。

さて、来る学校も決まった、用地もある、しかし肝心要の文科省の認可が下りないのです。 

なぜなら、文科省は絶対に獣医学部の新設は認めないという省是のようなものがあって、「告示」という形で国民が知られないように法制化していました。

事件当初私も知らなかったのですが、「獣医学部新設を認めない大学設置基準」などという奇怪な「告示」までありました。

これについて、日本共産党「赤旗」から説明してもらいましょう。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-13/2017031301_01_1.html

「文部科学省や農林水産省は、大学獣医学部の新設を抑制する方針をとっています。獣医師への社会的な需要と獣医数のバランスを図るのがその目的。文科省告示「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準」は、歯科医師などとならんで獣医師養成の「大学等の設置若しくは収容定員増」を認めないとしています」(赤旗2017年3月13日)

この「大学設置基準」の緩和を特区に限って可能とする、国家戦略特区構想なんか安倍が作りやがって、というわけてす。

絶対反対だった日本獣医師会は、会長短信にこのようなことを書いています。

「この間、私(※蔵内会長)や日本獣医師政治連盟の北村委員長を始めとした本会の役職員は、できれば獣医学部新設決定の撤回、これが不可能な場合でもせめて1校のみとするように働きかけをしました」

ここで注意してほしいのは、「せめて1校のみにする」という案は、他ならぬ日本獣医師会側が出したことです。

加計1校に絞る結果になったことも、安倍氏とはなんの関係もなかったわけです。

かくして、愛媛県と今治市のロング・アンド・ワインディング・ロードが、延々と12年間も続きます。

そしてやっとの思いでゴールにたどり着いたと思ったら、こんどはメディアから加計疑惑で袋叩きにあうのですから、愛媛県もたまったもんじゃありませんね。

今日はここまでとしましょう。

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[ 2017年8月 2日 ]

 

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