アイコン 中国11月のPMI 51.8、うち新規受注53.6に伸長 今後の動向は・・・

スポンサード リンク

  国家統計局が30日発表した11月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.8だった。
  製造業PMIを構成する指数のうち、新規製造業受注は10月52.9から53.6に、新規輸入受注は50.1から50.8にそれぞれ上げた。鉄鋼業PMIは52.3から53.1に上昇した。

  同時に発表された11月の非製造業PMIは54.8で、10月の54.3から上昇した。
長期低迷していた欧州経済が回復に向かい、世界的に需要が拡大傾向を示す中、中国国内と海外の消費者は、共に中国製品を購入しており、これが生産者物価を支えると同時に、企業の利益率を押し上げている。

国家統計局が27日発表した10月の工業利益は、前年同月比25.1%増。9月は同27.7%増と、約6年ぶりの高い伸びを記録した。

1~10月でも前年同期比23.3%増加し、6兆2500億元(約105兆円)となった。
(半導体市場が急拡大、当然、電子・電化・自動車産業の製品に組み込まれたと見られるが、最終製品の今後の市場動向が鍵となる)

 市場では、製造業PMIの力強さは、中国債券市場に圧力を加えるが、インフレは少なくとも来年の早い時期までは続くものと見られている。  年末は通常、製造業が不活発な時期になるが、輸出は堅調で、投資は下振れ圧力にもかかわらず、依然安定的と予想されることから、来年もPMIは堅調と予測されている。
一方で、来年にかけて、不動産の減速や信用状況の引き締まりを背景に穏やかな景気鈍化に直面するが、これまでのところ、中国経済は最適の状態にとどまっていると見ている。
 債権は沈静化したままであり、不動産だけの調整ですむことから、当局も細かく管理しやすくなっている。
 ただ、為替と市場金利の上昇を考えると、金融環境は年内にある程度引き締まると思われ、実質国内総生産(GDP)と企業利益の伸びは、この先いずれも鈍化するとの見方が強い。

1201_01.jpg
 

スポンサード リンク
[ 2017年12月 1日 ]

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ