アイコン 火星15号発射を予測できたテレメトリー信号とは・・・

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28日、共同通信や産経新聞などは、「日本政府が、北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備と疑われる電波信号を感知し、警戒を強めている。数日内に発射の可能性がある」と報じた。

 

同 日、朝日新聞などは、「日米韓の軍事当局が27日、レーダーを通じ、北朝鮮の弾道ミサイル発射の際に、ミサイルの軌道を追跡する『テレメトリー信号』(遠 隔電波信号)を捕捉するレーダーを稼動させ、ミサイル発射に備えている」と報じた。そのほか、ミサイル基地内の通信も急増させていたと報じていた。

 

テレメトリー信号とは、離れている二つの物体が各種情報データをデジタル信号に変換して送受信することを意味する。

火災警報、盗難警報、電気・ガス・水道の遠隔検針、大気汚染・水質監視など生活の中でも広く使われている。携帯電話のブルートゥース機能もテレメトリー信号の一種。

 

弾道ミサイルもテレメトリー信号を利用し、発射準備段階から落下するまで速度・圧力・温度・位置などさまざまなデータを地上の管制センターに送り続ける。

 北朝鮮は、これまでも弾道ミサイル発射の際にテレメトリー信号を送受信しており、発射前にも送受信テストを繰り返し実施しているという。

 

北朝鮮のミサイル発射の予測情報を、一番先に、軍以外で感知したのは、NY株式市場だったのではなかろうか。株価で反応していた。

 

なお、米軍は察知し、通常、米本土のオファット基地にいる偵察機RC-135SコブラボールとE-8ジョイントスターズを嘉手納に移動させ、今般は、北朝鮮がミサイル発射前から朝鮮半島を飛来させていた。

 RC-135Sコブラボールは、赤外線センサーと光学カメラ、先端通信設備を搭載した偵察機で、弾道ミサイルの軌跡を追跡しながらミサイルを撮影でき、落下地点まで計算できる能力も備えているという。

E-8ジョイントスターズは、地上偵察レーダーを搭載し、250キロ離れた地上の標的約600個を同時に監視できる。韓国が米トランプに購入打診している偵察機でもある。(いずれ、中国に中身の内容をプレゼントしようが・・・)

 

北朝鮮ミサイル基地や発射台に対しては、地上からは韓国星州に1ヶ所、日本に2ヶ所ある米軍のXバンドなど各種軍事偵察レーダーが、海からは日米の情報収集艦やイージス艦が、空からは有人・無人の偵察機が、宇宙からは日米の各種偵察スパイ衛星が、レーダーや映像で監視している。米軍はそれぞれの情報を統合させ、分析に当たっている。

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[ 2017年11月30日 ]

 

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