アイコン SUBARU 不正検査どころか燃費でも不正か 社内の燃費検査

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自動車メーカーの「SUBARU」は19日、国に義務付けられた検査で、資格のない従業員に出荷前の車の検査をさせていた問題で、弁護士による調査の報告書を公表し、資格を取得するための試験で、試験官が答えを教えていたことや、国交省などの監査の際、資格のない従業員を工場のラインから外し、検査を適正に行っているよう装っていたことなどを明らかにした。

新たに車の燃費をチェックする検査でも不適切なデータの書き換えが行われていた可能性があることがわかり、会社側は、今後、社内調査を進める方針。
会社側は19日の会見で、ほかに不適切な事例はないと説明していたが、車の燃費を最終的に確認するための検査で不適切なデータの書き換えが行われていた可能性があることがわかったと報道されている。

この検査は、会社が自主的にサンプルを取って行っているもので、関係者によると、国に申請した燃費の数値が出ない場合も適正な数値に達しているようにデータを書き換えていた可能性があるという。

SUBARUは、今後、社内調査を進める方針で、不適切な事例が確認されれば公表するとしている。
会社側は、「燃費のデータの書き換えを行っていたという声があがっているのは事実。詳細な調査はこれからだが、書き換えが行われていれば、社内規定に違反することになり、問題だ」と話している。
以上、報道参照

<サラリーマン経営者の限界露見続く>
米国での販売が調子良すぎて、管理が杜撰になった可能性がある。
販売好調だと営業や生産が強くなりすぎ、品質管理などは、声を上げられなくなり、結果、画賛名品質管理体制となってしまうのが製造業の宿命、それを是正させるためには、日ごろ、経営者自らが陣頭指揮を執り、品質管理は社の生命線だと全社員に言い聞かせ続けなければならない。
何故、経営者自らそんなことをしなければならないかは、それぞれの部門には担当役席がおり、それぞれの役席は、品質管理し過ぎれば、生産台数・販売台数に影響することから、少々のことは押さえ込む体質にある。
独立していない品質管理部門では、工場長の配下に組織されているが、工場長は常に生産量・生産コストが問われ、品質管理とは相反する動きをとらざるを得ない立場でもある。

また、特にサラリーマン経営者は、業績の販売台数と利益ばかり考えており、品質管理は工場に任せっきりにしている。

そうしたなぁなぁの組織関係が、こうした問題を各社で引き起こしている。
品質管理畑一筋の人が役席になった会社などほとんどない。以前は品質管理部門の人たちは煩かったが、工場長も経営者も品質管理部門を支援しないことから、品質は、会社の存続にもかかわるという問題意識を欠落させてしまっている。謳い文句に終わらせている。ベテラン技術者が年齢から退職していった結果と報道されることもあるが、まったくのデタラメだ。
経営者が品質管理を口酸っぱく言い続けないことにすべての原因がある。
 すべて、要領良くのし上がってきたサラリーマン経営者の存在がこうした不正の温床を作っているともいえる。
 大手企業にあっては経営候補者は、MBAで半年~1年間みっちり経営の勉強に専念させることも必要あろう。

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[ 2017年12月20日 ]

 

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