アイコン 大京 3月決算 前期とほぼ変わらず

 

 

オリックス傘下に入り、すでに昔の大京ではない。今や過去の遺産でドル箱の不動産管理事業=マンション管理事業(受託戸数は534,715戸)の売上高が、マンションなどの開発事業より多くなっているほど堅実経営に徹している。その遺産も高齢化し、大改修工事や改築工事などの新たなビジネスを享受している。

同社は新築マンション市場について、利便性の高い地域を中心とした地価の上昇、また建築費の高騰が続くものの、低金利の後押しもあり、一次取得者の住宅需要は底堅く推移しているとしている。
同社は、平成29年3月期からの5年間を計画期間として策定した中期経営計画「MakeNEWVALUE2021~不動産ソリューションによる新・価値創造~」に基づき、高経年化した不動産ストックの増加、人口動態の変化や価値観の多様化に対し、大規模修繕工事事業の拡大、リノベーション事業の強化、再開発事業の推進、および新たな提案やサービスの提供等に取り組んだ。

スポンサード リンク

また、AIやIoTの活用による無人化、機械化や建物・設備の長寿命化等をテーマとした研究開発を推進し、具体的な成果としてビル・施設管理における遠隔地業務支援、無人接客店舗の設置等、新たな取り組みを開始した。また、AI技術を用いた自動音声対応システムの実証実験にも着手したとしている。

なお、不動産管理事業はマンション管理と請負工事から構成され、請負工事受注残高は329億19百万円となっている。管理する物件の改修工事や改築工事が増加しているものと見られる。
以上、

マンション管理の日常のセキュリティ業務は、すでにロボットに取って変わろうとしている。
今や無人化ホテルまであるくらいだ。

 

連結/百万円
売上高
営業利益
セグメント
売上高
前期比
営業利益
前期比
不動産管理
170,944
4.7%
11,016
3.1%
6.4%
不動産開発
108,207
3.4%
8,890
-1.1%
8.2%
不動産流通
63,590
2.2%
3,621
5.0%
5.7%
調整
-7,557
 
-3,353
 
 
合計
335,184
3.0%
20,174
-1.7%
6.0%

 

連結/百万円
売上高 
営業利益
←率
税前利益
株主利益
15/3
317,154
18,124
5.7%
16,703
12,154
16/3
334,853
18,318
5.5%
17,093
12,628
17/3
325,360
20,523
6.3%
19,967
14,044
18/3
335,184
20,174
6.0%
19,789
13,851
18期/17期比
3.0%
-1.7%
 
-0.9%
-1.4%
19/3期予想
365,000
22,000
6.0%
20,500
14,000
19予想/18実績
8.9%
9.1%
 
3.6%
1.1%

 

スポンサード リンク
[ 2018年5月10日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産