アイコン OPEC原油安長期化と 中国は備蓄へ? メジャーも備蓄 供給過剰状態 ▲2.27ドル安

石油輸出国機構(OPEC)は15日公表の月報で、原油安で米シェールエネルギーの生産ペースが減速に向かうとの見方を示したが、OPEC産原油への需要が10年ぶりの低水準に落ち込む中、2015年に世界的な供給過剰が解消されることはないとの見方を示した。
15年のOPEC産原油に対する需要は日量2,878万バレルに減少すると見込んでいる。
これは、同2,815万バレルとなった2004年以来の低水準。

現在の生産量を同100万バレル超下回り、従来予想からは同14万バレル下方修正した。

米国の15年産油量見通しは、平均で日量1,381万バレル。前年比で同95万バレル増加を見込むが、伸びは従来予想の同105万バレル増から鈍るとしている。

OPEC産原油への需要は減退する一方、イラクを中心にOPECの産油量は12月に増加するなど、月報では産油国の間で減産の動きがなければ、供給のだぶつきがさらに悪化すると予想している。
15年は、供給過剰量を日量142万バレル、上期は同241万バレルと想定しており、前月から見通しを引き上げた。
以上、

<WTI価格>
 14日のWTIは価格が高騰したが、これは中国が原油安にかこつけ、備蓄する動きの買い付けに入ったことが原因だったようだ。15日には前日比▲2.27ドル安の46.21ドルまでまた下がっている。 
こうした備蓄の動きは、原油を産油から販売まで手がける巨大石油メジャーも巨大タンカーを備蓄用に借り受ける動きを行っている。
当然、今後、原油価格は上昇に転じるという核心のもとに行っている。中国など各国に広がっているシェールガス生産どころかカナダのオイルサンドも開発され、いつになることやら。

中東や南米を中心にするOPEC加盟の産油12ヶ国であるが、今や、シェールガス生産のアメリカが世界最大の産油国となり、ロシアが世界最大の輸出国となっている。
こうしたことからOPECが生産調整し、価格を少々引き上げたところで、逆に市場を奪われてしまうとの懸念が広がり、前回会合では生産調整は行われなかった。
アメリカは、原油安の中、これまでの強大投資を回収すべく大量生産に邁進、逆に世界市場でのタブつきを誘引している。
当然ロシアも、経済がウクライナ制裁と原油安・為替暴落で破壊されており、貿易の柱である原油輸出を強化しているものと見られる。

こうしてみれば、最大の原油輸出国のロシアの状況、世界最大の産油国となったアメリカ、各国に広がるシェールガス生産、カナダのオイルサンド開発原油など、OPECの生産調整では解決できない状態になっており、こうした供給過剰状態は、欧州や中国経済が回復しない限り望みようもなくなってきている。
日本経済にとっても日本の消費者にとっても万々歳であるが・・・。

[ 2015年1月16日 ]
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