アイコン 中国の不動産会社の佳兆業集団 自力償還できずデフォルトか回避か

ブルームバーグは20日、中国の不動産開発会社、佳兆業集団は21日に期限を迎える信託商品25億元(約480億円)の償還ができず、投資家への支払いを行うために、同商品は第三者に移管されると事情に詳しい2人の関係者が明らかにしたと報じている。
詳 細は非公開だとして関係者が、匿名を条件に述べたところによれば、信託投資会社の平安トラストは昨年4月、佳兆業集団のために信託商品を設定。同商品を構 成する最大部分が21日に期限を迎えるため、元利の支払いをするため第三者が同商品を引き継ぐという。第三者の具体名への言及はされていない。

佳兆業集団は1月8日到来の5億ドル(約590億円)のドル建て債について、2300万ドル(約27億円)の利払いを履行していない。利払いについては30日の猶予期間がある。

デフォルト(債務不履行)と認定されれば、中国の不動産会社のドル建て債として初のケースとなる。
 以上、ブルームバーグ
中国第3位規模の中国銀行は、佳兆業集団が8日のドル建て債の利払いができなかったことを受け、同社の子会社を提訴している。深圳市中級人民法院はウェブサイトに掲載した公告で、中国銀行の提訴について3月24日から審理すると発表している。

中国政府としては、こっそり市場介入して、連鎖反応の恐れが高いデフォルトは避けさせると思われるが、一方では、市場原理に任せ、こうした不動産会社を大々的に整理淘汰させることも考えられる。また、中国政府により役人への不正も審査される。

[ 2015年1月21日 ]
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