アイコン 本日3月2日の株価予想 米ダウ下落、GDP下方修正・シカゴ指数悪化  踊り場が必要

 

27日のNYダウは、2月のシカゴ購買者景気指数の大幅悪化、1月の中古住宅販売が市場予想より低かったことなどから、81ドル下げ18132ドルとなった。下げは2日連続。
3月2日の日本の株式市場は、イケイケドンドンが継続されるのか、踊り場が形成されるのか、思案クレ~ル状態。
ただ、日経平均先物もSGXも数十円高を予想している。どうなることやら。

<日本経済指標>
1、1月の鉱工業生産指数は前月比4%増と半導体製造装置関連輸出が増加して大幅増となった。
2、1月の家庭消費支出は前年同月比▲5.1%と大幅に下回った。増税の昨年4月から10ヶ月連続の減少。前年の駆け込み需要の反動だが、マイナスは3月まで大きく続くことになる。
3、1月の消費者物価指数は102.6(平成22年:100)となり、前年同月比2.2%増加して20ヶ月連続の上昇となった。
ただ、原油価格の下落により昨年12月と比し0.3ポイント縮小し、昨年6月以降、縮小している。また、増税分を除いた上昇率は0.2%程度とみられ1%を下回る状況が続いている。
4、1月の住宅着工戸数は前年同月比▲13.0%減となった。前年の増税駆込需要の最後の月となっている。ただ、昨年の賃貸住宅は今年からの相続税増税に対する需要が4月まで旺盛であった。それまでプラスに転じるか不透明となっている。
日銀の中曽宏副総裁は2月27日、日本経済は持続的な成長軌道に回帰しているとして、「真の夜明け」を迎える可能性が高いとの見方を示した。事実なら明るいが・・・

 

住宅着工戸数月別推移
全 国
2013年
2014年
2015年
 
 
対前年
 
対前年
 
対前年
 
戸数
同月比
戸数
同月比
戸数
同月比
1
69,289
5.0
77,843
12.3
67,713
-13.00%
2
68,969
3.0
69,689
1.0
3
71,456
7.3
69,411
-2.9
4
77,894
5.8
75,286
-3.3
5
79,751
14.5
67,791
-15.0
6
83,704
15.3
75,757
-9.5
1~6
451,063
8.6%
435,777
-3.4%
 
 
7
84,801
12.4
72,880
-14.1
 
 
8
84,343
8.8
73,771
-12.5
 
 
9
88,539
19.4
75,882
-14.3
 
 
10
90,226
7.1
79,171
-12.3
 
 
11
91,475
14.1
78,364
-14.3
 
 
12
89,578
18.0
76,416
-14.7
 
 
7~12
528,962
13.0%
456,484
-13.8%
 
 
980,025
11.0%
892,261
-9.0%
 
 
 

0302_01.jpg

<通 貨>
円は対ドルに対して、再び原油安振れやイエレンFRB議長の金利上げにはインフレ率を重視するとの発言に、6月ともされた金利上げが9月頃になるとの見方が支配的になっている。そうした中、対ドル為替相場は小動きとなっている。
対ユーロは、ECBのギリシャ支援を4ヶ月続けるとし、安定してきていたものの、ギリシャ国民の生活の現状より財政緊縮を求めるIMFが、ギリシャの延期申請した財政改革の内容は具体性に欠けると一蹴したことから、再びユーロ安に陥り、円高となっている。ユーロの金融緩和策もさることながら、ユーロ安で喜ぶのはドイツばかりとなっている。

<アメリカ経済指標>
1、米シカゴ地区購買部協会が発表した2月の購買部協会景気指数は45.8と、前月の59.4から大幅低下した。
予想の58.0も大きく下回り、2009年7月以来の低水準を記録した。

2、全米リアルター協会(NAR)が発表した1月の中古住宅販売仮契約指数は1.7%上昇し、2013年8月以来1年半ぶりの水準をつけた。住宅市場の回復の勢いが増している兆候を示唆した。

3、2月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は95.4と、11年ぶり高水準の98.1だった12月から低下した。米国を襲った異常寒波が打撃となった。
ただ、今回の確報値は、速報値の93.6からは上方修正され、市場予想の94.0も上回った。

4、米商務省が27日発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.2%増となり、速報値の2.6%増から下方修正された。在庫投資の減速と貿易赤字の拡大を反映した。ただ米経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は依然底堅い。
改定値は市場予想の2・1%増とほぼ一致した。第3・四半期は5・0%増だった。

5、米労働省が26日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月比0.7%低下した。
ガソリン価格下落が響き、2008年12月以来の大幅な落ち込みとなった。低下は3ヶ月連続。予想の0.6%を超えて低下した。
総合指数は前年比では予想と一致する0.1%低下。前年比での低下は2009年10月以来初めて。
変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇となり、予想の0.1%を上回って上昇した。前年比では1.6%の上昇となり、予想と一致した。

6、米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した12月の住宅価格指数は前月比0.8%上昇、前年比5.4%上昇となった。

7、米商務省は26日、1月の米耐久財受注統計を発表、耐久財受注、前月比で2.8%増、市場予想の1.7%増を上回った。
━企業の設備投資動向をみる上で参考になる、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)は前月比0.6%増と、5ヶ月ぶりに増加。予想の0.3%増を上回った。
━輸送機器を除く耐久財受注は前月比0.3%増、予想は0.5%増。
━国防関連を除く耐久財受注は前月比3.0%増。

 
為替  円 
日付
対ドル
前日比
対ユーロ
前日比
3月2日
 
 
 
 
2月27日
119.51
円安
133.78
円高 
2月26日
119.41
円安
 
 
2月25日
118.84
円高 
 
 
2月24日
118.87
円高 
134.74
円安
2月19日は米国NYの19日の終値
WTI原油先物価格  1バレル/ドル 
 
高値
安値
終値
前日比
3月2日
 
 
 
 
2月27日
49.53
48.66
49.08
2月26日
 
 
47.18
2月27日はNY27日終値
NYダウ平均
日時
高値
安値
終値
前日比
3月2日
 
 
 
 
2月27日
18,213.26
18,132.38
18,132.70
-81.72
2月26日
18,239.43
18,157.07
18,214.42
-10.15
2月25日
18,244.38
18,182.76
18,224.57
15.38
2月24日
18,212.08
18,098.73
18,185.73
68.89
東証日経平均推移 /円ル
日付
高値
安値
終値
前日比
3月2日
 
 
 
 
2月27日
18,865.59
18,714.64
18,797.94
12.15
2月26日
18,790.83
18,587.13
18,785.79
200.59
2月25日
18,648.77
18,552.81
18,585.20
-18.28
2月24日
18,603.48
18,427.98
18,603.48
136.56
・ピンクはNY史上最高値、東証は最近の最高値
参考指標 SGXの本日の予想
27日・米
SGX日経平均
18,850.00
若干上げ?
 
0302_02.jpg
 
[ 2015年3月 2日 ]
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