アイコン バロー/業務用食材のトーホー子会社のトーホーストアと資本業務提携

神戸市に本社を置く中堅スーパー「トーホーストア」(上場トーホーの子 会社で15/1期の売上高は243億円)は、中部地方を中心にスーパーマーケットなどを展開する岐阜県の上場会社「バロー」(15/3期の売上高は 4,705億円)と資本提携し、人口減少に伴う市場の縮小を見据えて両社で生き残りを図る。
両社の発表によると、「バロー」は、「トーホーストア」の株式の20%を取得して資本業務提携、人口減少に伴う市場の縮小などを見据えて生き残り策を模索するとしている。

具体的には、中部地方をはじめ関東や関西地方でスーパーマーケットなど計658店舗を展開するバローが独自に開発した商品を、兵庫県内に42の店舗を展開するトーホーでも扱うほか、店舗運営のノウハウを共有して経営の高度化を図るなど、今後、市場の縮小に備える検討を進めるとしている。

バローは、8年前に石川県のスーパーマーケットとも資本提携を結んでおり、中堅中小のスーパーマーケットが連合を組んで人口減少への対応を進める動きとして注目される。
トーホーは、元々珈琲卸販売業、顧客の外食産業に食材も卸すようになり、今では本業に。福岡でもスーパーストアを5店舗経営していたが、2010年9月地場ストアのマミーズに売却しており、今後、ストア部門のバローへの売却含みと見られる。

<トーホー事業再編>
トーホーは5月25日、完全子会社の昭和食品、トーホー・群馬、トーホー・カワサキを合併すると発表した。3社は、業務用食品卸売事業における北関東地区の基盤強化のため、2008年から2009年にかけて子会社化した会社。グループ入り後は、営業力の強化とともに経営基盤の強化も進め、今回、経営資源を集中・効率化できる下地が整ったことから、合併を行う。合併により、企業力を一層強化し、北関東地区における更なるシェア拡大を図る。
以上、
こうした事業再編の一環でトーホーは、子会社のトーホーストアの持株の20%をバローに譲渡するものだろう。

[ 2015年5月26日 ]
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