アイコン (株)Meat Plant(神奈川)/自己破産へ

 

 

食肉卸の(株)Meat Plant(所在地:神奈川県平塚市札場町***)は9月30日事業停止、事後処理を藤田進太郎弁護士(電話03-3221-7137)に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約4億円。

同社は平成22年8月設立の食肉卸業者。業務用食肉の加工・卸やスーパーでの販売を手がけ、平成30年8月期には約20億円の売上高を計上していた。

しかし、同社が得意とする国産豚肉は豚の病気のPEDで仕入原価が高騰し、採算性の悪化から債務超過にいたる中、さらに岐阜県から関東にも広がった豚コレラにより仕入れ価格がさらに高騰し、折からの消費不況から、販売価格への転嫁も限られ、資金繰りに窮し今回の事態に至った。

追、安倍首相が派閥配分によりお飾りの農水大臣を起用し、豚コレラの封じ込めに失敗、すでに感染から1年も経過し、中部から今や関東へ広がっている。今般、大臣が口蹄疫をいやというほど経験した宮崎県の江藤氏が大臣になり、即、ワクチンにより封じ込め作戦を敢行している。ただ、イノシシが感染を拡大させており、ワクチン接種でも終息は厳しい状況に置かれている。

すべては、大臣を適材適所で配置しなかった安倍首相に責任がある。それに加え岐阜県当局者が、ほかの業務で忙しく現場へなかなか出向けなかったとしており、初期対応のまずさが、今日の関東への拡大を招いている。農水省は当初、岐阜県の問題だとして岐阜県をアゴで使うなど、口蹄疫では大臣・農水省が猛批判を浴びた様相とはまったく異なった。

中国でこれまでに3千万頭以上殺処分されたというアフリカ豚コレラが北朝鮮・韓国北西部へ感染拡大している。アフリカ豚コレラにはワクチンもない。日本の防疫体制では厳重な警戒が必要だ。

 

[ 2019年10月 9日 ]

 

 

 


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