アイコン 霊園開発の(株)丸長石材、(株)メモリア(大阪)/民事再生 負債額32億円

 

 
 

墓石販売・墓苑開発の(株)丸長石材(大阪市平野区喜連東3-5-65、本店登記:兵庫県芦屋市船戸町5-2、代表:川下順也)と関連の(株)メモリア(同、同)は10月30日、申請処理を芳田栄二弁護士(電話078-392-3100)ほかに一任して、大阪地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行い、同日、監督命令を受けた。監督員には、山形康郎弁護士(電話06-6231-3210)が選任されている。

負債額は丸長石材が約14億円、メモリアが約18億円で、2社合計約32億円。

(株)丸長石材は昭和17年創業の丸長石材工業所を継承し、平成17年6月に設立された墓石販売、霊園開発および管理会社。同社を核に総合霊園開発会社の丸長グループを形成し平成30年10月期には26億円台の売上高を計上していた。

しかし、最近は家族葬が増加し、墓石販売も低調かつ競争激化で利益率悪化などしていた。また、霊園開発は開発費に巨額の投資を要し、霊園を区画販売しての回収に時間もかかることから、多額の借入金に債権者から差し押さえを受けるなど資金繰りにも窮していた。同社は、抜本的な財務体質改善を図るため、今回の申請となった。

メモリアは葬祭・霊園関係の広告マネジメント会社だが、丸長石材に連鎖した。負債額からしてメモリアも不動産を抱えていたと見られ、両社の区別はほとんどなかったものと見られる。

なお、自立再建なのか、スポンサーによる再建なのかは不明。

[ 2019年11月 1日 ]
 

 

 


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