建設業の(株)イトウ(長野)/民事再生申請へ 事業継続
建設業の(株)イトウ(長野県安曇野市穂高4486-8、代表:小林繁則)は2度の不渡りを発生させ銀行取引停止処分を受け、今後、民事再生法の適用申請を行う予定。
負債額は約20億円。
同社は昭和25年創業した土木・建築の地場ゼネコン。官公庁や民間からの受注により、以前は31億円以上の売上高を計上していた。
しかし、その後は官公庁工事が減少、競争も激化し採算性が悪化、分譲地開発事業や介護施設の運営事業にも乗り出し、平成30年5月期の売上高は15億円台まで減少していた。ただ、分譲地開発や介護施設開設(別法人)などで資金の固定化を招き、経営改善を図っていたものの、厳しい資金繰りが続いていた。
追、売上高が一定あり、固定資産の評価は別にしても粉飾などなければ、民事再生は可能と見られる。
(株)イトウの財務内容と業績 平成30年5月期/千円
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流動資産
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1,323,260
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流動負債
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1,330,361
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固定負債
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209,963
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固定資産
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712,815
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自己資本
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495,751
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(資本金)
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30,000
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総資産
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2,036,075
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負債+資本
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2,036,075
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売上高
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粗利益
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経常利益
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自己資本率
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1,598,213
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200,466
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6,446
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24.3%
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・建築・土木工事業ほか
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[ 2019年11月28日 ]