追報：（株）エンポリオ（東京）／破産手続き開始決定 韓国風かき氷店「ＳＵＬＢＩＮＧ」一斉閉店
バッグなど雑貨や韓国カキ氷販売の（株）エンポリオ（東京都江戸川区東小岩１－３－１、代表：鈴木一郎）は２月１４日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、福岡真之介弁護士（電話０３－６２５０－６２００）が選任されている。
負債額は約１４億円。
同社は昭和６０年１０月設立のバッグや雑貨類、韓国カキ氷販売店運営会社。米ブランド「ＮｉｃｏｌｅＬｅｅ」などの日本総代理店になり、卸や直営の「ＭＵＣＨＯ」などの店舗展開し、以前は１２億円以上の売上高を計上していた。
しかし、その後は消費不況から販売不振に陥り、一念発起に海外食品ブームに乗り平成２８年に韓国の人気かき氷店「ＳＵＬＢＩＮＧ」を展開して再建を図ろうとした。原宿などに店舗展開し売上高は人気で上がるものの、家賃などのコスト高に採算性は低く、昨年の書入れ時には日韓摩擦で韓国離れも生じ、調子がよかった売上高まで落ち、借り入れによる店舗展開により、借り入れ負担も大きく、財務内容を悪化させ、債務超過に陥り、１月末までに全店を閉鎖していた。
追、ブーム商品を扱う時は、早期回収できるかが鍵となる。ブームに飛び乗り潰れた会社は山のようにある。
破産管財人は福岡真之介弁護士が選任されている。
破産債権の届出期間は令和２年３月２３日まで。
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[ 2020年2月20日 ]
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