コロナ関連倒産 「ルミナス神戸2」のルミナスクルーズ(株)(神戸)/民事再生申請 負債14億
観光クルーズ船運航事業のルミナスクルーズ(株)(所在地:兵庫県神戸市中央区波止場町5-6 登記簿上所在地:兵庫県神戸市北区青葉台15-12 代表:熊野幸三)は3月2日、神戸地裁において民事再生法の適用を申請、保全および監督命令を受けた。
負債総額は約14億4千万円。
資本金は1000万円、従業員は13名。
同社は昭和60年2月設立されたレストランクルーズ船の「ルミナス神戸2」の運営会社。神戸ハーバーランドの観光スポットとして、マスコミに取り上げられ、観光客を集客、またブライダルプランや各種イベントにも利用され、以前は10億円以上の売上高を計上していた。しかし、船舶の償却費や燃料高騰などにより、赤字が続き、平成30年には大阪北部地震、豪雨、台風21号と自然災害が相次ぎ、平成31年5月期の売上高は8億円台まで落ち込み、今期も平成31年10月の台風でも運航中止に追い込まれ、さらに最近では新型コロナウイルスの影響に伴い、多数のキャンセルが発生、資金繰りにも窮し、今回の措置となった。
申請代理人は小野法隆弁護士(078-392-3100)ほか4名、監督委員には長谷部信一弁護士(078-366-0100)が選任されている。
なおすでに他社からの支援表明がでている。
以下同社からのプレスリリース
「ルミナス神戸2」一時運航休止に伴う「コンチェルト」様での代替クルージングのご案内(PDF)
画像は同社HPより
[ 2020年3月 2日 ]