ネオクリティケア製薬(株)/破産開始決定 <神奈川> UAE系製剤会社 倒産要約版
神奈川に拠点をおく、「ネオクリティケア製薬(株)」の破産開始決定の続報です。
負債総額は約44億円。
以下要約して表にしました。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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破綻企業名 |
ネオクリティケア製薬(株) |
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本社地 |
神奈川県厚木市旭町4-18-29 |
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代表 |
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創業 |
1941年 |
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設立 |
1947年9月. |
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資本金 |
1億円 |
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業種 |
医薬品製剤会社 |
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詳細 |
輸液・注射剤である血液代用剤、ソフトバッグ製剤 |
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糖類剤、ビタミン剤など |
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売上高 |
2018年3月期、約64億円 |
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2021年3月期、約43億円/赤字約22億円 |
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2025年3月期、約30億円 |
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破綻 |
2025年9月5日. |
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破産手続きの開始決定 |
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破産管財人 |
横山兼太郎弁護士(西村あさひ法律事務所) |
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電話:03-6250-6200 |
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裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約44億円 |
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破綻事由 |
同社は医薬品製剤製造会社。自社製品に加え、大手医薬品メーカーからの受託生産を増加させていた。2020年に同社のソフトバッグ製剤において、製造工程の不備が確認され、自主回収、装置の検査や改修に3ヶ月間を要し、製造ラインの停止などから20億円余りの損失を出していた。こうした事態にソフトバッグ製剤の取引先から委託契約の停止を受けていた。 同社は経営者が変遷、2019年からUAEに本部を置く製薬企業「Neopharma LLC」傘下の「neo ALA(株)」の完全子会社になっていた。しかし、親会社の関連会社で英国上場企業のNMCの不正経理事件により、NMCおよびネオファーマの代表兼オーナーのBR Shetty氏が詐欺容疑で逮捕され、同社は資金調達が困難となり、自主再建を目指していたものの、資金繰りに限界が生じ、今回の事態に至った。 |
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親会社の事件 |
2019年、ネオファーマの親会社であり、UAE最大の医療関連企業グループであるNMC Healthが、数十億ドルに上る未報告の負債があることを告発された。英当局はこの事件の調査に入り、NMCの創設者兼会長及びネオファーマの代表を務めるBR Shetty氏を詐欺の容疑で起訴、NMCはロンドン証券取引所への上場が停止され破産、英裁判所の管理下に入ることとなった。架空計上はNMCとネオファーマ間で行われ、実際の売上高の6倍の売上高を計上し、金融機関からの借入など信用を得ていた。 |





