アイコン 「一般競争入札」という名の予定調和 ― 浦上ダム18億円物語


 

世の中には、名前だけ立派なものがある。
例えば一般社団法人長崎県建設業協会会長、その会長さんがいう社会的使命、会員企業等による安定的・持続的な事業量の確保と会員企業の適正な利潤の確保という御題目は立派である。

根〆

世間に対しては「一般競争入札」という名の念仏。
長崎県が発注した浦上ダム建設工事(貯水池掘削工1工区)

スポンサーリンク
 
 

長崎県職員措置請求書

予定価格
18億367万8千円。
落札者・西海建設・黒瀬建設・田浦組JV
落札額
1,825,321,300円
『当年度の受注の合計額(分子)』に『直前5年間の平均完成工事高(分母)』
この芸術的な制度設計のために長崎県建設業協会の会長として根〆慎吾(西海建設)が君臨している。

西海建設

西海建設の1社入札の論功行賞との噂が囁かれている中村康博土木技官

形式は競争に見せかけているが、浦上ダム建設浚渫工事18億円は、明らかに悪質な官製談合である。
つまり、「誰でも参加できますよ」という建前にはなっているが、答えは西海建設の一人入札なのである。
ここに狡猾に仕組まれた魔法の言葉が登場する。
公共工事界ではおなじみの**“参加条件のフルコース”**である。
これを丁寧に並べていくとどうなるか。

刑事告訴状

• 過去の施工実績
• 売上規模
• 技術者配置
• 同種工事経験
『当年度の受注の合計額(分子)』に『直前5年間の平均完成工事高(分母)』が示すもの。
県内一人勝ちの西海建設だけしか落札できない魔法の『試行』と言う名の官製談合が繰り返されていたのである。
今回、新しく新知事に就任した平田研知事の古巣である国交省では受注が極端に偏らないよう、別方式の規制を一律に採用している。
長崎県建設業協会の会長・根〆慎吾(西海建設)が、今回の知事選で大石候補を尋常ではない熱意で支援していた根拠はそんなところにも隠されていたのだろう。
更に言えば、長崎県建設業協会が自民党の職域団体でありながら、自民党長崎県連の決定を待たずして大石候補推薦を決めた動機もそんなところに見え隠れしていた。

そして物語は次の章へ
令和7年3月18日の入札後、当時の長崎振興局土木部長・中村康博は長崎県の土木部トップの技官へと2階級特進を果たしている。
県北振興局長に2階級特進した大瀬良潤と同じエレベーター人事だと噂されている。
これは偶然だろうか。
ただ、世の中には意地の悪い人もいる。
彼らはこう言う。
「論功行賞じゃないの?」
もちろん証拠はない。
ただの噂話だ。
だが、公共事業というのは疑われない仕組みでなければならない。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2026年3月 6日 ]
スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧