【沖縄】創業51年の全島警備保障が破産へ 賃上げ負担などで経営悪化、負債6000万円以上
沖縄県宜野湾市の警備会社「全島警備保障株式会社」が事業を停止し、破産準備に入ったことが分かった。負債総額は6000万円以上になるとみられている。
同社は1975年設立の老舗警備会社で、施設警備や機械警備、交通誘導、イベントなどの雑踏警備を展開してきた。2026年9月4日付で取引先に事業停止などを通知。その後、破産に向けた準備を進めている。
宜野湾市で警備業を展開、1975年設立
全島警備保障は1975年2月6日に設立。当初は那覇市に拠点を置き、その後、宜野湾市にも事業拠点を開設。1998年には本社を宜野湾市真栄原へ移した。
施設の常駐警備をはじめ、機械警備、交通誘導、イベント会場などでの雑踏警備を手掛けるなど、沖縄県内を地盤に警備サービスを展開してきた。資本金は4000万円。
1999年には全国の警備会社で構成するセントラルセキュリティーリーグ(CSL)に加盟していた。
賃上げによる人件費負担などで経営悪化
近年は人件費などのコスト負担が重くなり、収益環境が悪化。報道によると、賃上げによる負担増も経営を圧迫したとされる。
警備業は人員の確保が事業運営に直結する労働集約型の業種であり、人件費上昇への対応が重要な経営課題となる。全島警備保障についてもコスト負担が増すなかで経営状況が悪化し、事業継続が困難になったとみられる。
同社は9月4日付で取引先に事業停止などを通知。負債は6000万円以上が見込まれており、今後、破産手続きに向けた準備を進める。
2026年春には宜野湾市の警備業務入札にも参加
全島警備保障は地域の公共案件にも関わっていた。宜野湾市が公表している2026年3月の「宜野湾保育所警備業務委託」の入札資料では、入札参加業者の一社として同社の名称が確認できる。
同案件について同社は事前辞退しているが、事業停止のおよそ半年前まで自治体の警備業務に関する入札参加業者に名を連ねていたことになる。
全島警備保障株式会社の概要
| 会社名 | 全島警備保障株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宜野湾市真栄原 |
| 法人番号 | 5360001008893 |
| 代表 | 諸見里安史氏 |
| 設立 | 1975年2月6日 |
| 資本金 | 4000万円 |
| 事業内容 | 施設警備、機械警備、交通誘導、雑踏警備など |
| 事業停止通知 | 2026年9月4日付 |
| 現在の状況 | 破産準備 |
| 負債 | 6000万円以上の見込み |
※負債額および破産準備の状況は現時点で判明している情報に基づく。今後の手続きにより内容が変更される場合がある。
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