【倒産企業続報】アクセサリー小売の愛久が破産開始 4県6店舗展開、負債約1.4億円
山形市のアクセサリー小売会社愛久株式会社が、2026年9月10日、山形地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は若年層向けのピアス、イヤリング、ネックレス、ヘアアクセサリーなどを販売し、駅前や郊外の大型商業施設を中心に店舗を展開。最盛期には山形県、福島県、秋田県、栃木県の4県で計6店舗を運営し、年商約2億6,900万円を計上していた。
しかし、店舗の採算性低下や在庫・出店コストの負担、入居先商業施設の閉店などで店舗数が減少。2025年9月期の売上高は約7,900万円まで落ち込み、赤字を計上していた。
2026年2月16日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。負債は約1億4,000万円の見込みとされていた。
愛久が破産開始 2月の事業停止から法的整理へ
愛久株式会社は2026年9月10日、山形地裁から破産手続き開始決定を受けた。
債権届出期間は11月10日まで。財産状況報告集会などの期日は12月17日午前10時40分に指定されている。
法人番号は9390001006008。本店所在地は山形市七日町。
同社については2026年4月、2月16日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになっていた。今回の開始決定により、法的整理が正式な破産手続きへ移行した。
ピアス・イヤリングなど若年層向けアクセサリーを販売
愛久は2008年3月に創業し、2010年12月に法人化したアクセサリー小売会社。
主に若年層向けのピアス、イヤリング、ネックレス、ヘアアクセサリーなどを扱い、駅前や郊外型の大型商業施設への出店を進めていた。
2016年には山形県、福島県、秋田県、栃木県宇都宮市の4県で計6店舗を展開し、年間売上高は約2億6,900万円まで拡大していた。
なお、公開情報から各店舗で使用していた統一的な店舗ブランド名を確実に確認できなかったため、本記事では特定のブランド名を同社運営として記載していない。
エスパル山形や天童、福島・郡山でも販売スタッフを募集
事業縮小前には複数地域で店舗展開を続けていた。
ハローワークの求人履歴では、2025年2月に「エスパル山形」でアクセサリー・ヘアアクセサリー販売スタッフを募集していたことが確認できる。
同時期には天童市でも販売スタッフを募集。このほか2024年には福島市や郡山市でも同様の求人を行っていた。
このため、少なくとも事業停止の約1年前までは山形県内だけでなく福島県内でも販売拠点の人員確保を進めていたことが確認できる。
なお、求人情報から確認できるのは愛久株式会社による販売業務・勤務地域までであり、施設名が明示されていない店舗について具体的な商業施設名を推測して記載していない。
売上2.69億円から7900万円へ 店舗減少と低採算が重荷
事業拡大の一方で、採算性の低い店舗運営が続き、在庫や新規出店に伴う費用負担が経営を圧迫した。
2016年には債務超過に陥ったとされ、その後は入居していた商業施設の閉店などによって店舗数が減少した。
アクセサリー業界では商品の流行変化が速く、人気商品の入れ替わりも激しいなか、同社は安定した売上の確保に苦戦した。
2025年9月期の年間売上高は約7,900万円まで減少。最盛期の約2億6,900万円と比較すると3分の1を下回る水準となり、同年度は赤字を計上していた。
今期に入っても業況は改善せず、2026年2月16日に事業を停止。自己破産申請の準備に入り、当時の負債は約1億4,000万円の見込みとされていた。
愛久株式会社の会社概要
| 法人名 | 愛久株式会社 |
|---|---|
| 法人番号 | 9390001006008 |
| 所在地 | 山形県山形市七日町 |
| 創業 | 2008年3月 |
| 法人化 | 2010年12月 |
| 主要事業 | アクセサリー、ヘアアクセサリー等の小売 |
| 店舗数 | 最盛期6店舗(山形・福島・秋田・栃木) |
| 最盛期売上 | 約2億6,900万円(2016年) |
| 2025年9月期売上 | 約7,900万円 |
| 事業停止 | 2026年2月16日 |
| 負債 | 約1億4,000万円の見込み(自己破産申請準備判明時) |
| 破産開始決定 | 2026年9月10日 |
JC-NETの愛久既報
JC-NETでは2026年4月23日、愛久が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことを報じている。
【山形】愛久(株)/自己破産申請準備 アクセサリー小売 倒産要約
今回の破産手続き開始決定は、その後の法的手続きの進展となる。
※負債額、売上高、店舗数、破綻経緯は自己破産申請準備が判明した2026年4月時点の情報を含みます。店舗屋号については対象法人との確実な照合ができなかったため記載していません。
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