倒産情報

アイコン 【石川】1918年創業「兼六園本舗 高砂屋」が破産 銘菓「加賀の巻絹」、負債約9000万円


金沢市で100年以上続いた老舗和菓子店「兼六園本舗 高砂屋」を運営する株式会社高砂屋が、2026年9月11日、金沢地裁から破産手続き開始決定を受けた。

高砂屋は1918年(大正7年)創業。金沢市石引に本店を構え、加賀味噌を使った白あんを求肥で包んだ「加賀の巻絹」を代表銘菓として製造・販売していた。

金沢駅の商業施設「金沢百番街あんと」にも店舗を展開し、観光客を含む県内外の顧客を獲得してきたが、原材料などの物価高が収益を圧迫。2026年7月に事業を停止した。

負債総額は約9,000万円とみられる。

金沢の老舗「高砂屋」が破産 負債約9000万円

株式会社高砂屋は2026年9月11日、金沢地裁から破産手続き開始決定を受けた。

法人番号は8220001004020。本店所在地は石川県金沢市石引。

高砂屋は「兼六園本舗 高砂屋」の店舗名で和菓子を製造・販売してきた企業で、石引本店のほか、JR金沢駅に隣接する「金沢百番街あんと」にも出店していた。

負債総額は約9,000万円とみられている。

スポンサーリンク
 
 

1918年創業 金沢・石引で100年以上

高砂屋の創業は1918年(大正7年)

兼六園や金沢城にも近い石引で1世紀以上にわたり和菓子を作り続けてきた。

公式サイトでも「石引で大正7年から1世紀にわたり和菓子を作り続けている老舗和菓子店」と紹介し、手作りの和菓子を県内だけでなく全国の顧客に届けていた。

店舗ブランドの「兼六園本舗 高砂屋」は株式会社高砂屋が運営するもので、別法人の「本高砂屋」など、全国に存在する同名・類似の菓子企業とは異なる。

看板商品「加賀の巻絹」 加賀味噌を使った白あん

高砂屋を代表する銘菓が「加賀の巻絹」

加賀の甘味噌を使った風味豊かな白あんを自家製の求肥で包んだ和菓子で、加賀絹の巻物をイメージした商品として販売されていた。

このほかにも「深山の月」「花友禅」「兼六せんべい」「加賀野」など、金沢や加賀を意識した和菓子を製造していた。

「加賀の巻絹」を含むこれらの商品は高砂屋の製造・販売商品として公式サイトで確認できる。

金沢百番街「あんと」にも出店

高砂屋は石引本店に加え、JR金沢駅の商業施設「金沢百番街あんと」にも店舗を構えていた。

北陸新幹線などを利用する観光客が立ち寄る金沢駅にも販売拠点を設けることで、金沢銘菓として県外客にも販路を広げていた。

なお、「金沢百番街あんと」は高砂屋が運営する商業施設ではなく、高砂屋が同施設内にテナントとして出店していた関係となる。

原材料などの物価高で収益悪化 7月に事業停止

一方、近年は原材料をはじめとした相次ぐ物価上昇が収益を圧迫した。

販売価格への転嫁だけでは収益確保が難しくなり、先行きの見通しが立たなくなったことから、2026年7月30日付で石引本店と金沢百番街あんと店の事業を停止したと報じられている。

その後、9月11日に金沢地裁から破産手続き開始決定を受けた。

100年以上にわたって金沢の和菓子文化を支えてきた老舗の破綻となった。

株式会社高砂屋の会社概要

法人名 株式会社高砂屋
法人番号 8220001004020
所在地 石川県金沢市石引
店舗名 兼六園本舗 高砂屋
創業 1918年(大正7年)
主要事業 和菓子の製造・販売
代表商品 加賀の巻絹
店舗 石引本店、金沢百番街あんと店
事業停止 2026年7月
破産開始決定 2026年9月11日
負債 約9,000万円

 

スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧