【福岡・建設業】福遼建設が自己破産申請へ 住宅建築・宅地販売、売上10.5億円から3.1億円に
福岡市東区で住宅建築や宅地販売を手がける(株)福遼建設が、2026年6月5日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていたことが分かった。2025年11月期末時点の負債総額は約3億9000万円。
同社は建築工事業の許可を持ち、木造戸建住宅の建築をはじめ、建築条件付き宅地の販売や分譲住宅、リフォームなどを展開してきた地場の住宅・建設会社。ピーク時の2018年11月期には年間売上高約10億5000万円を計上していたが、2025年11月期には約3億1000万円まで縮小していた。
建築一式と宅地販売を一体展開
福遼建設は2006年12月設立。福岡市内を中心に土地を仕入れ、建築条件付き宅地として販売する一方、木造戸建住宅の設計・建築やリフォーム工事などを手がけてきた。
建設業許可は福岡県知事許可の建築工事業で、宅地建物取引業免許と二級建築士事務所登録も有していた。土地の仕入れから住宅建築、販売までを一体的に展開する事業形態だった。
住宅では「California Style」などのデザイン住宅を展開し、福岡市西区今津の全64区画の住宅開発「ブロッサムガーデン九大学研都市北」にも参加していた。
資材・労務費上昇、用地仕入れ競争も激化
業容拡大に伴って売上を伸ばし、2018年11月期には年間売上高約10億5000万円を計上していた。
しかし、その後は住宅市場での競争が厳しくなるなか、資材価格や労務費の上昇が建築原価を押し上げた。販売価格への十分な転嫁が進まなかったほか、大手不動産会社などとの用地仕入れ競争も強まり、採算面が悪化した。
不動産販売の伸び悩みに伴って販売用不動産の在庫も増え、仕入れ資金が固定化。外注費を含む建築原価の負担も重く、連続して欠損を計上するなど財務内容が悪化していた。
売上は約3.1億円まで縮小、資金繰りひっ迫
2025年11月期の年間売上高は約3億1000万円まで減少。ピーク時の2018年11月期と比べて事業規模は大幅に縮小した。
過年度の欠損累積や債務負担に加え、販売用不動産への資金固定化などから資金繰りもひっ迫。事業継続を模索したものの改善には至らず、2026年6月5日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。
| 法人名 | 株式会社福遼建設 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市東区 |
| 法人番号 | 8290001028095 |
| 設立 | 2006年12月 |
| 主な事業 | 木造戸建住宅の建築、建築条件付き宅地・分譲住宅の販売、リフォームなど |
| 建設業許可 | 福岡県知事許可(般-4)第101549号 |
| 売上高 | 約10億5000万円(2018年11月期)→約3億1000万円(2025年11月期) |
| 負債 | 約3億9000万円(2025年11月期末) |
| 状況 | 事業停止、自己破産申請準備 |
お住まいの地域・都道府県から最新の倒産情報を確認できます
従業員・取引先・利用者が確認すべき手続きと相談先はこちら





