【大阪】老舗貸衣装店「扇屋式服店」の運営会社が破産 創業70年以上、2021年決算では債務超過
大阪市中央区日本橋の貸衣装店運営会社、(株)扇屋式服店が、2026年10月2日に大阪地裁から破産手続き開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第5112号。破産管財人には安東良祐弁護士が選任された。負債額は確認できていない。
同社は、黒門市場の近くで貸衣装店「Ohgiya 扇屋式服店」を運営してきた企業。店舗公式サイトでは70年以上の歴史を紹介しており、結婚式の婚礼衣装をはじめ、成人式の振袖、卒業式の袴、七五三の着物、喪服など、冠婚葬祭に関する衣装を幅広く取り扱っていた。
日本橋で70年以上の歴史を持つ貸衣装店
扇屋式服店は、大阪・日本橋の堺筋沿いに店舗を構え、婚礼や成人式、卒業式、お宮参りなど、人生の節目に利用する衣装のレンタルを手がけてきた。
婚礼向けにはウェディングドレス、カクテルドレス、白無垢、色打掛、タキシード、紋付袴などを用意。新郎新婦だけでなく、親族向けの留袖やモーニング、子ども向けの晴れ着まで幅広く取り扱い、家族単位の衣装手配にも対応していた。
また、成人式の振袖や卒業式の袴、七五三の着物のほか、喪服など冠婚葬祭全般の衣装をそろえ、和装・洋装の双方を扱っていた。
貸衣装の提供に加え、着付けやヘアメイク、写真撮影、前撮りなどにも対応。提携する美容師や着付師、カメラマンの紹介など、衣装選びから記念撮影までを支援するサービスも展開してきた。
2021年9月期の決算では債務超過
同社の過去の財務状況については、2022年8月26日に官報掲載された第49期決算公告の記録がある。
2021年9月期の総資産は2,030万1,000円、当期純損失は1,100万円。利益剰余金はマイナス1億7,947万8,000円となり、純資産はマイナス1億6,447万8,000円と、当時すでに債務超過の状態にあった。
ただし、これらは2021年9月期の数値であり、破産開始決定を受けた2026年時点の財務状況とは異なる可能性がある。その後の売上高や損益の推移、負債総額、具体的な破綻原因については確認できていない。
店舗の現在の営業状況は確認できず
店舗公式サイトには婚礼衣装や振袖、袴などのレンタル案内が残されており、営業時間や料金、予約に関する情報も掲載されている。
一方、今回の破産手続き開始決定後について、店舗の営業が継続しているか、別の事業者に引き継がれたか、あるいは営業を終了したかは確認できていない。
また、すでに衣装レンタルや着付け、前撮りなどを予約していた顧客への対応についても明らかになっていない。公式サイトに営業案内が残っていることだけで、現在のサービス提供状況を判断することはできない。
会社概要
| 法人名 | 株式会社扇屋式服店 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区 |
| 事業 | 貸衣装業、婚礼・冠婚葬祭関連サービス |
| 店舗名 | Ohgiya 扇屋式服店(破産決定後の営業状況は未確認) |
| 店舗の沿革 | 70年以上の歴史(公式サイト記載) |
| 法人番号 | 9120001009350 |
| 2021年9月期純資産 | ▲1億6,447万8,000円 |
| 2021年9月期当期純損益 | ▲1,100万円 |
| 破産手続開始決定 | 2026年10月2日 |
| 裁判所 | 大阪地裁 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第5112号 |
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