【山形】老舗茶舗「志鎌園」が自己破産申請へ 売上7億円超から1.5億円、系列2社で負債約5億円
1912年(大正元年)創業の老舗茶舗、(株)志鎌園(山形県山形市、法人番号:3390001000908)と、系列会社の(株)長寿園本舗(同、法人番号:3390001001229)が9月30日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。
負債は志鎌園が約4億2200万円、長寿園本舗が約6500万円で、2社合計約4億8700万円。今後、山形地裁への自己破産申請を予定している。
大正元年創業、テレビCMでも知られた老舗茶舗
志鎌園は1912年創業、1956年12月に法人化した。緑茶を中心とする茶類の卸売・小売を手がけ、スーパーマーケットや小売店への卸販売のほか、直営店舗での販売などを展開してきた。
長年にわたり山形で営業を続け、テレビCMも展開。茶葉販売だけでなく、八日町本店には喫茶スペース「茶良庵」を設けるなど、地域に根差した茶舗として事業を展開していた。
系列の長寿園本舗は、健康茶などの販売を手がけていた。
売上高7億円超から約1億5000万円へ
志鎌園は1990年代の最盛期には年間売上高7億円を超える規模に成長していた。
しかし、2000年代に入ると流通形態の変化などから卸売事業が縮小。小売部門でも量販店などとの競争が強まり、不採算店舗からの撤退を進めるなど事業規模を縮小していった。
近年は茶の需要減少に加え、主要な販売先の一つだった葬儀場やセレモニーホール向けの納入も減少。2026年3月期の売上高は約1億5000万円まで落ち込んでいた。
9月30日に事業停止、系列会社も連鎖
今期に入ってからも営業を継続して立て直しを図っていたが、売上回復の見通しが立たず、過去の赤字による資金繰り負担も重なったことから事業継続を断念。9月30日付で事業を停止した。
系列の長寿園本舗も志鎌園の事業停止に伴って事業継続を断念し、両社は事後処理を進めている。
現段階では破産手続開始決定を受けた状態ではなく、2社とも自己破産申請の準備段階となっている。
志鎌園・長寿園本舗の概要
| 法人名 | (株)志鎌園 | (株)長寿園本舗 |
|---|---|---|
| 所在地 | 山形県山形市 | 山形県山形市 |
| 法人番号 | 3390001000908 | 3390001001229 |
| 主な事業 | 茶類の卸売・小売 | 健康茶などの販売 |
| 状況 | 事業停止・自己破産申請準備 | 事業停止・自己破産申請準備 |
| 負債 | 約4億2200万円 | 約6500万円 |
2社の負債総額は約4億8700万円となる。
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