オリンパスは、国内外で販売した約4150台の内視鏡について、ほかの内視鏡と比べて感染症のリスクが高まるおそれがあるなどとして、自主回収すると発表した。
発表によると、オリンパスが回収する内視鏡は、気管や肺などを診断する「BFTYPEQ180」約3900台と、胆道を診断する「CHFTYPECB30S」約250台の計約4150台。
このうち、気管や肺などを診断する内視鏡は、昨年3月までの14年間にわたって海外の医療機関に販売されたが、ほかの内視鏡と比べて洗浄したあとに残る、菌の量が多く感染症の感染リスクが高まるおそれがあるという。
また、胆道を診断する内視鏡は、今年3月までの22年間にわたって海外だけでなく国内の医療機関に販売され、検査中に内視鏡の部品が患者の体内に残ったケースも報告されているという。
いずれの内視鏡もすでに生産と販売を終了し、会社はこれらを所有する可能性のある医療機関に通知して回収を進めるとしている。
オリンパスは「医療関係者や患者にご心配とご迷惑をおかけすることを深くおわび申し上げます」としている。
以上、NHK報道参照