アイコン 昨年世界で一番売れた韓国FCV「ネクソ」走行不能の恐れでリコール


現代自動車が最近、燃料電池車「ネクソ」の欠陥を認めた。
燃料電池車のエンジンに等しいスタックとその関連部品に異常が生じ、走行中に異音がして、加速ができない問題が発生したという。
現代自は欠陥の事実を確認し、無償修理に着手した。
費用は数千億ウォンに達する見通し。

現代自が作ったエコカーの欠陥は今回が初めてではない。今年6月には現代自初の純水素燃料電池車アイオニック5で冷却水がなくなる問題が見つかった。その前にはEVコナが国内外で18回火災を起こしリコールした。1回充電の走行距離問題と熱暴走火災問題の関係にあり、充電空き容量をこれまでの3%から10%にプログラム変更して対応している。しかし、リコールにより変更したコナEVが火災事故を先般発生させている。
コナの火災はバッテリーから出火したことを確認しただけで、まだ正確な原因が分かっていない。
(GE-EVボルトの火災は現代コナEVと同じLG製のバッテリーを搭載、GMは製造工程でまれに発生する異常セルによる火災問題だとしてリコールした。しかし、現代自のEVコナの火災問題では、原因がまだ特定されていない。原因によって、自動車メーカー側の負担か、バッテリー会社の負担か、リコール費用の割合が決定する)

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現代自は品質強化に向け、電動化品質事業部を新設しているが、まだ雑音が絶えない。現代自動車はエンジン車の火災問題で、昨年、米当局より制裁金支払いと1台数十億円する安全検査装置を韓国と米国に各一台ずつ設置するよう命ぜられている。検査装置そのものがなかったようだ。

エコカーで欠陥発見が相次ぐのは数十年間生産してきた内燃機関車ではなく、電気自動車を初めて生産したために起きた問題だとの指摘もある。

エコカーへの転換は急務となっている。
世界各国が内燃機関車からの脱却を宣言し、世界のメーカーも電気自動車(EV)への転換目標時期を前倒ししている。
ベンツの親会社であるダイムラーグループのオーラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は先月の7月22日、2030年までにベンツの全車種をEVに転換すると宣言し、同じ月にVWも30年までに全世界で販売する車両に占めるEVの割合を半分まで増やすと発表した。
しかし、革新に埋没し、品質を軽視することがあってはならない。

EV市場は参入から20年未満のテスラや中国メーカーなど新興企業が頭角を現しているが、これら企業の製品は品質に関し低い評価がなされている。
テスラは初期不良の車に当たる確率が高く、アフターサービスも不十分。
EV販売台数でテスラを抜いた中国メーカーは品質が低く、世界市場で認められていない。

全てのメーカーがEVにシフトし、今後、消費者の選択はデザインや内装充実度は当然のこと、大前提の品質に向かうこと必至。

現代自動車が後援している韓国アーチェリー代表が9連覇できた理由は、全てのリスク要素を事前に把握した徹底した準備にあるという。
現代自は韓国のアーチェリー競技者たちのためだけに製造した射矢動作測定器、AIセンサーを搭載したカメラ分析により最善の動作と比較チェックでき、どこを修正すべきか提示するという。
同じ精神が本業にも求められる。

現代自動車はリコール隠しの前科があり、韓国政府機関から検察に告発されていた。
現代自動車はFCVを(自称)世界で一番販売したとニュースされていた。

↓FCVネクソ
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[ 2021年8月16日 ]

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