経産省が31日発表した7月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前月比8%上昇の86.6ポイントとなった。原指数では前年比の生産指数は▲16.1%減の89.8。

新コロナ感染拡大の影響で停滞していた経済再開の動きが国内外で広がり、2ヶ月連続でプラスとなった。経産省は基調判断を「生産は持ち直しの動きがみられる」とした。比較可能な2013年1月以来では最大の上げ幅となった。

緊急事態宣言が解除された後の6月は前月比1.9%上昇の80.2ポイントだった。大幅な生産調整からの回復が進むが、新コロナが感染拡大し始めた2020年2月(99.5)や同3月(95.8)の生産水準にはなお届いていない。
業種別では15業種中12業種が上昇した。

自動車は前月比38.5%上昇した。国内外で需要が回復し、乗用車などの生産を増やした。
ゴム製品を含む「その他工業」は9%の上昇で、鉄鋼・非鉄金属は9.7%上昇した。

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経産省はタイヤなど自動車部品の生産増が幅広い業種の生産回復に貢献したとみている。

メーカーの先行き予測をまとめた製造工業生産予測調査によると、8月は前月比4%、9月は1.9%の上昇を見込む。
経産省は「5月に底を打ち、当面は持ち直しの動きが続くと期待される」との見方を示した。
出荷指数も6%上昇で85.3となり、2ヶ月連続で2013年1月以降では最大の上昇幅を更新した。
その結果、鉄鋼・非鉄金属や化学工業などで在庫減が進み、在庫率はマイナス8.8%となった。
以上、

欧米で新コロナが収束しなければ、日本含む各国の景気回復が遅れ、本格的な回復には至らない。


スクロール→

鉱工業指数、2015年=100/経産省

 

季節調整済指数

原指数

指数

前月比(%)

指数

前年同月比(%)

生産

86.6

8.0

89.8

-16.1

出荷

85.3

6.0

87.5

-17.1

在庫

99.2

-1.6

101.1

-4.9

在庫率

125.9

-8.8

126.4

17.8