アイコン 太陽光発電市場規模の現在と予測


富士経済は、第三者所有モデルや自家消費型といった経済性と環境性を両立させた導入が増えている太陽光発電(PV)システムの国内市場、材料価格高騰による生産コストの上昇が企業利益を圧迫し、業界再編の加速が予想される太陽電池の世界市場を調査した。その結果を「2021年版 太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」にまとめた。
要旨は、
サービス事業者が顧客の所有する建物の屋根などにPVシステムを設置し、電力購入契約を結ぶ顧客へ電力を供給するPPAモデルと、定額でPVシステムを貸与するリースを対象とする。
顧客は初期投資なしでPVシステムを設置でき、契約期間終了後もしくは買電量が一定に達した後は、顧客に無償譲渡される。

FIT売電と電力系統からの買電との価格差が少なくなった2017年度以降、本格的に市場が形成されている。
FITによる投資型から自家消費型への過渡期における効果的な導入手法として、今後も市場拡大が続くとみられる。

電力需要に応じたシステム設計など、売電を目的に導入するPVシステムとは異なるノウハウが求められる。また、長期契約が前提であることから、顧客との継続的な関係構築などにより、将来的にVPP/DR/P2P電力取引などへの展開を想定する事業者も多い。

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住宅向けは、従来PVシステムの取り扱いに慎重だった中小ビルダーでも、ユーザーの費用負担感を軽減できるPPAによる導入提案が標準化されつつある。
今後はサービスの認知度向上とともに、新築戸建住宅のPV導入形態の一つとして定着し、蓄電池をセットにした展開も予想される。

非住宅向けは、自家消費が前提であり、オンサイト型の屋根設置案件が中心である。導入先としては、低圧では中小規模の商業施設や文教施設、医療・福祉施設、公共施設など、高圧以上では工場や冷凍・冷蔵倉庫などが多い。長期的には、オフサイト型の野立案件増加も期待される。
以上、

金儲け手段としたハゲタカ太陽光発電投資ファンドの組成企業の多くが潰れている。潰れた投資ファンドが有していた太陽光発電施設は投資した会社に帰属、または破産管財人により第3者に格安で販売されているものと見られる。
太陽光発電セルは格安の中国製にそのほとんどが化けている。


スクロール→

自家消費型ソーラー発電システム

 

20年実績

21年見込

20年比

35年予測

20年比

金額/億円

2,468

2,816

14.1%

5,857

2.4倍

出力/MW

1,039

1,260

14.1%

4,460

4.3倍

自家消費型率

 

20.3%

 

66.5%

 

国内市場

 

20年実績

21年見込

20年比

35年予測

20年比

金額/億円

2,612

2,819

7.9%

1,509

-42.3%

出力/MW

7,002

6,750

-3.6%

7,260

 

第三者所有モデル(屋根設置型電力販売型のPPAモデル、リース)

 

20年実績

21年見込

20年比

35年予測

20年比

金額/億円

161

277

72.0%

2,553

15.9

 

[ 2021年12月24日 ]

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