財務省が19日発表した9月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比▲4.9%減の6兆0,551億円だった。
輸出は総じて鉄鋼、鉱物性燃料、船舶が減少した。
新コロナの影響で輸出は全体として低迷が続く一方、米国向けが14ヶ月ぶりにプラスに転換、中国向けも伸びた。減少幅は縮小している。
同時に輸入も総じて原油・天然ガス、通信機が減少し▲17.2%減の5兆3,801億円と17ヶ月連続源となった。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6,750億円と3ヶ月連続で黒字を確保した。
スクロール→
9月の貿易収支
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億円
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前年比
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備考
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輸出
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金額
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60,551
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-4.9%
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22ヶ月連続減
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数量指数
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95.0
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-7.7%
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14ヶ月連続減
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輸入
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金額
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53,801
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-17.2%
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17ヶ月連続減
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数量指数
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96.8
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-8.4%
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5ヶ月連続減
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貿易収支
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金額
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6,750
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3ヶ月連続黒字
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アメリカ
対米輸出は0.7%増の1兆1,953億円。販売が回復している自動車のほか重電機器、医薬品などが増えた。輸入はイレムデシビルなど医薬品が増加したものの原動機などが減少し▲9.9%源の5,624億円となった。貿易収支は6329億円で7ヶ月ぶりに増加した。
中国
対中の輸出は14.0%増の1兆3,417億円で3ヶ月連続の増加。非鉄金属、半導体製造装置、自動車の出荷が好調だった。輸入は通信機や繊維関係が増加したものの通信機などが減少し▲11.9%減の1兆4,286億円と3ヶ月連続で減少した。貿易収支は電算機類や繊維関係の輸入が増加し▲869億円で7ヶ月連続の赤字だった。
欧州
欧州連合(EU)向け輸出は▲10.6%減の5,541億円で14ヶ月連続の現象となった。輸入も▲13.0%減の6,799億円で9ヶ月連続の減少だった。欧州での新コロナの感染再拡大が今後の懸念材料となっている。貿易収支は▲1,258億円で15ヶ月連続赤字だった。EUとの自由貿易協定により日本はEUのカモになっている。
アジア(中国除く)
対アジア(除く中国)への輸出は非鉄金属や半導体製造装置が伸びたものの鉄鋼や有機化合物が減少して▲2.0%減の3兆3,770億円だった。
輸入は、通信機が大幅に減少するなど全体で▲12.6%減の2兆7,878億円。貿易収支は5,893億円で5ヶ月連続の黒字だった。