米政府は21日、スタンドオフ型の空対地巡航ミサイルなどの台湾への売却を承認し、議会に通知した。総額は約18億ドル(約1880億円)。
台湾への軍事支援を強化する狙いだが、中国の反発を招くのは確実。
売却されるのは、空対地巡航ミサイル(SLAM―ER)135発に加え、高機動ロケット砲システム(HIMARS)11基など。
米政府は声明で「これらの武器売却は台湾の現在と将来の脅威への対応能力を向上させ、米国の国益にも資する」と強調した。
以上、
南シナ海で米軍が自由の航行作戦を展開中に、海南島と西沙諸島の間に地対艦ミサイルを撃ち込んだ中国、
中国の軍幹部は台湾をいつでも武力統一すると発言するなど、穏やかではない。台湾海峡は、米・台・中の軍事演習が頻繁行われている。
そもそも、南シナ海の埋め立てを千隻の漁船段を動員した実力行使により埋め立てたことから始まっている。当初、軍事活用はしないと綺麗ごとを述べ、ほとんど埋め立てると中国の領土に軍事基地を造ることに何が問題あろうかと開き直り、今では大型爆撃機が離発着できる大型滑走路を建設し、レーダー基地やミサイルも構えている。
一国ニ制度も綺麗ごとだったことが香港問題で明らかになっている。
南シナ海こそ一帯一路軍事覇権戦略の一帯の第一歩にしている。
最悪、中国が米貨物船からミサイルを実力で台湾へ降ろさせない可能性もある。
AGM-84H SLAM―ER=超性能ミサイル
全長:4.35m
直径:34cm
重量:635kg
翼幅:2.18m
誘導方式:画像赤外線+データ・リンク 慣性誘導+GPS
射程:250km以上
↓空対地巡航ミサイル(=ハープーンの改良型)