ロシア軍は徹底してウクライナのインフラを攻撃しており、原油貯蔵施設、天然ガス中継基地、発電所などを攻撃している。
大爆発を起こし停止しているチェルノブイリ原発(爆発原発のみ石棺封鎖)を占領している。
今度は、南部の同国最大のザポリージャ原子力発電所(6基)を攻撃。砲撃により研修施設が炎上、現地報道ではすでに火災は消火されたという。
同地には多くの民間人がロシア軍の侵入を防ぐため、原発進入口に人間バリケードを築いていたが、戦車・装甲車の前になす術もなかったようだ。
ロシアのプッチン・プーチンの脳みそは切れる寸前、反露で結束した欧米・西側に対して揺さぶりをかけているのだろう。
仮に意図的に原発を攻撃しているなら、国際法に違反する極めて危険な行為で、ウクライナだけではなくヨーロッパ全土を放射性物質による汚染の危険にさらす行為となる。原子炉が直接攻撃されて破壊されるということになれば、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」を起こしたチェルノブイリ原発のような深刻な事故によって放射性物質が拡散する事態は避けられない。
燃えているのが送電線だとすれば即座に放射性物質が飛散することはないが、原子炉を冷却するために必要な水の供給などに使うバックアップの電源がなくなるとフクシマ原発大爆発のように冷却ができなくなって「メルトダウン」が起きるリスクがある。
原発の運転が継続中ならそこで働いている人たちの命が非常に大事なのは当然だが、原発の運転員らが安全を管理できないような状況になった場合に懸念されるリスクも極めて大きいと指摘されている。