台風11号が6日朝、朝鮮半島南部を通過し、産業界の被害も相次いでいる。秋夕(中秋節)の連休(9月9日~12日)を目前にして農作物にも多大な被害をもたらしている。
韓国鉄鋼メーカー最大手のポスコが6日に明らかにしたところによると、同日午前7時17分ごろ、慶尚北道浦項市内のポスコ第2熱延工場とステンレススチール第2製鋼工場で火災が発生、浦項製鉄所の自主消防隊と地元消防隊が消火活動を行い、人命被害はなく、火は完全におさまったという。
製鉄所の外では同日、炎が上がっているのが見えた。ポスコは「外部から見た炎は火事によるものではなく、コークスの生産過程で発生する副生ガスを外部に放散させたもの」と述べた。