ソウルのマンション分譲価格が8ヶ月ぶりに再び坪当たり(3.3㎡当り)3,000万ウォン台に上昇した。
韓国政府は不動産バブル崩壊を阻止するため、多くの規制を撤廃し、不動産市場の再活性化を図っている。しかし、一方で今回の下落原因である金利上昇は、対ドルウォンという為替問題もあり、政府が介入することはできない。
韓国住宅都市保証公社(HUG)が2月15日発表した今年1月末基準のマンション分譲価格は、ソウルの平均分譲価格は1㎡当たり928万2,000ウォン、3.3㎡当たり基準では3,063万6,000ウォン。12月は902万4,000ウォンで2.86%上昇した。
(75㎡の場合、928万2,000ウォン×75=約6億9,600万ウォン=7,240万円/0.1040円)
分譲価格は昨年5月坪当たり2,821万5,000ウォンから2,000万ウォン台に落ちた後、同年12月まで8ヶ月連続3,000万ウォンを下回っていた。
前月基準の首都圏民間マンションの平均分譲価格は㎡当たり651万4,000ウォン(坪当たり2149万6,200ウォン)で、前月の642万5,000ウォンと比し1.4%上昇している。
全国では、1㎡当たり平均分譲価格は476万2,000ウォン。前月の468万5,000ウォン)と比し1.65%上昇した。前年同月比では、429万400ウォンで、率にして10.9%上昇した。
一方、今年1月の全国新規分譲マンションは2,080戸で、前年同月の1万5,625戸との比で▲87%減少している。うち、首都圏の新規分譲戸数は計1,889件だった。
以上、
1月は供給戸数が極端に減ったため販売価格が上昇した可能性もある。
金利上昇(政策金利3.5%/貸出金利4.5%)もあり、回復過程に入ったのかどうかは、まだまったくわからない。
スクロール→
韓国の不動産価格指数
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住宅指標
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貸出金利
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・価格指数は不動産協会/指標は国民銀行
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22/1月.
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0.08
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2.00
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22/2月.
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-0.02
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100.2
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2.25
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22/3月.
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-0.06
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100.3
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2.25
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22/4月.
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0.00
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100.5
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2.25
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22/5月.
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-0.05
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100.8
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2.50
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22/6月.
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-0.10
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100.9
|
2.50
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22/7月.
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-0.20
|
100.9
|
2.75
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22/8月.
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-0.51
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100.7
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3.25
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22/9月.
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-0.78
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100.6
|
3.50
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22/10月.
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-1.20
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100
|
3.50
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22/11月.
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-2.02
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98.9
|
4.00
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22/12月.
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-2.91
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97.9
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4.25
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23/1月
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96.6
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4.50
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・韓国の場合、マンション購入ローンは変動レートが7割
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