フィリピン当局は22日、南シナ海)のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁)沖で22日午前、同国の補給船が中国海警局の船に衝突されたと非難した。
比政府の「西フィリピン海タスクフォース」は声明で、アユンギン礁から約25キロの地点で「中国海警船『5203』が、フィリピン軍が借り上げていた先住民の小型補給船に衝突するという危険な妨害行動」があったと指摘した。
さらに、補給船を護衛していたフィリピン沿岸警備隊の巡視船も、「中国海上民兵」の船舶に衝突されたという。
声明は、「中国海警局および中国海上民兵による今回の危険かつ無責任、違法な行為を最も強い言葉で非難する」としている。
一方、中国海警備局は、フィリピンの船舶が度重なる無線警告にもかかわらず、中国の領海と称する第2トーマス礁近くの海域に「許可なく」侵入し、フィリピンの船舶を阻止したと発表した。
駐マニラ米国大使館のメアリーケイ・カールソン大使は、X(以前のツイッター)への投稿で、「米国は、アユンギン礁(=第2トーマス島)へのフィリピンの合法的な補給任務を中国が最近妨害し、フィリピン軍人の命を危険にさらしていることを非難する」と述べた。 」、「米国は、自由で開かれたインド太平洋地域を支援する立場にある」と付け加えた。
フィリピン政府の対策本部は、長年にわたる中国の封鎖に直面して、フィリピン沿岸警備隊の船2隻に護衛されたフィリピンの補給船2隻が、環礁に食料やその他の物資を届けようとしていた際に衝突が起きたと発表した。
特別委員会は、「フィリピンの主権、主権、管轄権に違反して今朝行われた中国海警局と中国海上民兵による最近の危険で無責任かつ違法な行為を最も強い度合いで非難する」と述べた。
以上、