アイコン 41億年前の地球最古の岩石、太陽系最古の岩石 カナダとリュウグウ

Posted:[ 2025年7月22日 ]

カナダの東部、ケベック州北部のハドソン湾東岸にある岩の露頭には、不思議な静けさが漂っている。この岩は、「ヌブアギトゥク・グリーンストーン帯」と呼ばれる古代の海底の一部であり、過去20年にわたり、地球最古の岩石をめぐる科学的論争の舞台となってきた。
新たな研究では、この「ヌブアギトゥク・グリーンストーン帯」に、現存する地球の地殻の中で最古とされる破片が含まれていることが示唆されている。
破片の年代は約41億6000万年前に遡るという。6月の学術誌「サイエンス」に発表された。

この破片は、地球が誕生した約46億年前に始まる四つの地質時代のうち、最初の「冥王代」に属する岩石だと特定された。
この研究の著者である地質学者のジョナサン・オニール氏は、今回の岩石を、地質学者にとって冥王代について知ることができる重要なものと位置づけた。
「ヌブアギトゥク・グリーンストーン帯」を巡っては、異なる研究グループが数回にわたって年代特定を試み、大きく異なる結果が出ていた。
大半の論者は少なくとも37億5000年前の岩だという見方で一致しているものの、それでは地球最古の岩にはならなかった。



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↓「ヌブアギトゥク・グリーンストーン帯」
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太陽系誕生直後の岩石
日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウで採取した0.1ミリのサンプルから、太陽系の誕生直後の45億3730年前に形成された最古の岩石が見つかったと北海道大学などの研究グループが発表した。

太陽系の天体が作られた過程を解明する手がかりになるとしている。
電子顕微鏡で詳しく調べた結果、初期の太陽系の高温状態で形成される特徴的な岩石を見つけた。この岩石の年代について、放射性元素を使った手法で詳しく分析したところ、太陽系誕生直後に形成されていたことがわかったという。
これまでの研究で、リュウグウは約45億6200万年前に水と反応して生成した鉱物でできていることがわかっているが、今回見つかった岩石は水と反応する前の初期の状態をとどめた物質とみられ、研究グループでは太陽系最古の岩石を見つけたとしている。

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