ポーラ・オルビス、中国撤退の決断 成長市場神話に揺らぎ
ポーラ・オルビスHDが中国子会社「オルビス北京」の清算を発表した。2008年設立の同社は、中国でオルビスブランドを展開してきたが、経済減速とEC市場の競争激化により収益改善が困難と判断された。
近年の中国化粧品市場は、地場・外資ブランドが入り乱れ、価格競争とプロモーション偏重が激しさを増している。そうした中で、ブランド力と採算の両立が難しくなり、日系企業の苦戦が目立つ。
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オルビス北京の清算により、ポーラ・オルビスは約13億円の特別損失を計上する見込みだが、法人税等の減少による約16億円の税効果を見込む。グループ全体での資源再配分を進める意図が明確だ。
「成長市場」とされてきた中国での撤退は象徴的だが、経営資源の集中と柔軟な撤退判断は、むしろ今後のグループ戦略にとって健全な動きともいえる。日系化粧品企業には、現地市場の変化を冷静に見極める目と、選択と集中の決断力がますます問われている。
[ 2025年5月27日 ]
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