トランプはブラジルの前ボルソナロ大統領を個人的に大好きだから、ブラジルの現大統領ルラ氏に対して、「ボルソナロを起訴するな、さもなくば50%の関税をかけるぞ」と脅迫、ルラ大統領は即座に「内政干渉するな」と拒否、結果、トランプは7月30日、最終決定を1週間先送りし、オレンジジュースや航空機・部品など多数の品目を関税対象から除外した。
しかし、珈琲・食肉・オレンジ外の果実ジュースについては50%関税を決定した。
(トランプは自分の大口支援者から意見を聞き、支援者が関係する輸入する製品や農産物については関税から除外している。マレーシアもしかり)
米国では、さっそく、ブラジルコーヒーの問題が米国で発生、ブラジルは米国に840万袋(1袋60キロ/約50万トン)を輸出しており、その量は米国にとって全輸入量の1/3に相当、即刻、米国ではコーヒー豆価格が上昇している。
ブラジルの米国輸出の珈琲豆は全量、中国企業が購入すると表明、ブラジルのコーヒー豆輸出の173業者にとって、問題は即座に解決している。
ましてや、ブラジルは米国にとって貿易黒字国、本来なら、一般関税10%もかける必要がない国である。ルラ大統領は
ブラジルコーヒーはベトナムコーヒーと品種が異なるため味も異なるが、ほかの珈琲豆の生産国ではこれほどの量の珈琲豆を米国へ輸出できる国はない。
今後、世界から米国へ輸出するコーヒー豆は、一般関税10%に加え相互関税がかけられ、さらにコーヒー価格は上昇、その上、ブラジル産珈琲豆の在庫がなくなれば、コーヒー豆全体が、米国内の需要に対する不足が生じ、米国勢は他国産地から購入することになり、コーヒー豆価格は高騰することになる。
今後、ブラジルが報復関税をかける可能性もある。
アラビカコーヒー先物価格は、トン当たり約2.96ドル上昇し、ここ1週間では最高値を記録。今後、米国で珈琲豆の不足が深刻になれば、高騰・暴騰するものと見られる。
アラビカコーヒーはエチオピア原産の珈琲の木由来の珈琲豆、ブラジル産珈琲豆のほとんどはアラビカコーヒーに属している。
米国は2024年、2605万袋(一袋60キロ入り/約156万トン)のコーヒー生豆を輸入、人口3.4憶人として一人当たりの一日の珈琲豆消費量は約10gとなる。
米国の珈琲豆輸入量は国連調査の輸入量とは異なっている。
中国の消費量は、世界平均年間が240杯だが、中国は16杯、伸びしろが大きい。
それでも2016年は9杯、2023年には16.7杯とほぼ倍増している。14億人の国、一人当たり珈琲消費量が少しだけ増えても膨大な珈琲豆の消費増となる。
中国珈琲産業報告書では、珈琲豆の消費量は2023年で36万トン。中国では雲南コーヒーなども生産されている。ベトナム珈琲があり、隣地の雲南でも生産されているようだ。
2023年の中国の珈琲店は全土で16万店、うち上海だけで1万店が営業、過去10年間の成長率は年平均30%と急成長し続けている。市場規模は2654億元、約5.6兆円に達し、まだまだ成長の過程にある。
ブラジルが米国に輸出している珈琲豆の量は約50万トン。
★ ベトナム珈琲はフランスが1847年からベトナムを植民地支配して珈琲豆の木をプランテーション栽培させたことに始まる。ベトナムから米国に輸出する珈琲豆にも20%のトランプ関税が8月からかかる。
・・・米国の物価高騰必至。来年11月は中間選挙、物価高でトランプ党大敗の予感。
昨年11月の大統領選挙では、トランプに支持に回った有色人種、しかし、ビザ入国者の有色人種はビザの厳密運用により取り消しを大量に発生させており、強制帰国させている。有色人種の不法移民の強制送還は警察や州兵まで投入しており、投票権を持つ米国籍の有色人種はトランプ離れ必至だろう。
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珈琲豆の先物相場
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Coffee (USd/Lbs)
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23/9.
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146
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23/12.
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188
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24/3.
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188
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24/6.
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227
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24/9.
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254
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24/12.
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319
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24/2/10.
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419
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25/3.
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366
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25/4.
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390
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25/5.
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341
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25/6.
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288
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25/7.
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284
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25/8/5.
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298
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昨年2月まで中南米の産地の天候不順により高騰していた。
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2023年 珈琲豆輸入量
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国連食糧農業機関版
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万トン
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米国
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127
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ドイツ
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98
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イタリア
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64
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日本
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35
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スペイン
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30
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ベルギー
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29
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フランス
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22
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米輸入量の1/3がブラジルから
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2023年 珈琲豆輸出量
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万トン
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ブラジル
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211
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ベトナム
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124
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コロンビア
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58
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ウガンダ
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37
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ホンジュラカ
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33
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ドイツ
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30
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インドネシア
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27
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↑※再輸出国含む
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珈琲豆生産国
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万トン
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ブラジル(アラビカ種)
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340
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ベトナム(ロブスタ種)
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195
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インドネシア
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76
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コロンビア
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68
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エチオピア
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56
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ホンジュラス
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38
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ウガンダ
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38
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